モノを言えば唇さみし。 枯葉が舞う音が聞こえる季節。 権勢あるものも、いずれ枯葉のように落ちる。 身の処し方はいくとおりもあるものの 一度落ちれば帰ってこれんさ、一本道。 権勢はもつともたらずと、清貧でなければ 贈り物をもらい、後から非難の矢である。 さらリーマンはどう生きるか。 会社のために、討ちて死ぬわけにはいかず ただ俸禄をもらいに出かけるのみ。 出世の道は遠からず。 周りの疎ましい人々を避けたかった気持ちは 権力者とはいわず、誰でもそう。 だからあまり余計な事は喋らず ただ黙々と処するばかり。 |