言葉には温度がない。 ただの文字の羅列にすぎない。 ひとつひとつの言葉には、意味があって、使われ方ひとつで、読まれ方ひとつで。 変わってしまう万華鏡のようなものでもある。 言葉は用い方によっては、凶器にも、お守りにもなる。 たとえ、言葉が本心からのものでなかったとしても。 その言葉を真実だと信じれば、真実にもなる。 自分がそうだと感じることで、言葉は意味や力を持つのだ。 言葉の力を信じない人は、言葉に惑わされたり、溺れることがないけれど。 救われることも、決してない。 魔法の言葉をどれだけ好きな人に贈れるか? 相手を想う気持ちがあれば、自然に言葉はあふれてくるはず。 言葉の力は信じるひとにだけ、届くのだ。 |