最終回を観た。 結構楽しめた。 仮想世界を現実と重ねる技術の実装法や運用例等をはじめ、 設定が細部までよく作り込まれていた。 「NHK教育」という性格にも見事にマッチしていた。 その他のあらゆる面でも造りが丁寧。 そういった意味では最近のライトノベル系や メディアミックス作品とは対極といえよう。 これからもハンパな新作の割合は減少しないんだろうか? ある程度まで観ないと判んないから、邪魔で仕方ないよ。 『コイル』の話に戻して、惜しむらくは「謎」に凝りすぎた点。 終盤は解り難くて、ついて行くのもダルくなった。 また、謎が多いことの弊害のひとつとして 「いいもん」「悪いもん」に振り分けにくい人物が多くなってしまい、 観る側がどう感じ取ってよいものか戸惑ってしまうことが挙げられる。 感情移入という観点からは 判別保留を余儀無くされるキャラクターは なるべく少人数に限定するのが望ましくはなかろうか。 |
(画像は公開用)