最終回を観た。 一言でいえばヤな作品。 理屈で恋愛するコドモたち。 訳知り顔で知った風な口をきくオトナ。 くっついたと思ったら即、身勝手に別れを告げてみたり…。 (⇒本当に好きならありえない選択肢だ。遊びだったと思えば納得。) 登場人物の誰もが好きになれないうちに、作品自体が嫌いになっちゃった。 かと思えば、あんだけ訳のわからん事でウダウダ悩んでたくせに 最終回では一部を除いて皆、別人のようにサッパリした性格になってたのには「ポカーン」(;゚Д゚) まあ、どうでもいいけどね。第1話以降、一歩離れたトコから観てたから。 オープニングに関しては曲も絵もイイ意味で「若さ」を感じさせる仕上がりだったけど 英語の発音だけ、あんまし上手に聞こえなかったのが惜しかった。 せっかく英語にしたんなら、外人に歌ってもらえばよかったのに。 あと、最終回のオープニングは本編の後に流したほうが、より効果的だったように思う。 ところで最近、映画とかでも多いみたいだな。「記憶喪失」モノ。 アニメでは定番だけど、オレ的にそれらは評価出来ない。作品というよりも作家に対して。 「記憶喪失」や「タイムスリップ」といった題材はお手軽にドラマが作れるから。 「こんな素晴らしい物語が書けるなんて、オレって天才!?」などと 新人ほど手を出し易いんじゃなかろうか。 でも、ちょっと待て。その「すんばらしードラマ」から受ける感慨は全て、 題材自体が内包する「非日常性」や「パラドクス」に由来するものだから。 誰が書いても、大抵ドラマチックになるよ。きっと。 本作の「記憶障害」も現実に罹患者がいるとはいえ、 事象そのものをテーマとして据えてしまうのは作家としてどうなんだろ? |
(画像は公開用)