連日のように報道される、企業の業績不振や破綻の報道。 それらを見聞きするたびに、またか・・・、と暗い気持ちになる。 トヨタ自動車や松下電器(今はパナソニックに変わったんだっけ)までが赤字転落。 以前は「アメリカがくしゃみをすると日本は風邪をひく」と言われた。 それが今はアメリカは「肺炎」のような状態。 世界中の国々がひん死の重体のようだ。 そんな中、あまり大きく報道はされなかったがドイツの名門鉄道模型メーカーの「メルクリン」が破綻した。 メルクリンは以前から経営不振に陥り、2006年にはイギリスの投資会社の傘下に入り再建を模索してが力尽きたようだ。 1970年代後半から80年代前半まで「ブルートレイン・ブーム」と呼ばれる現象があった。 ブルーに塗られた寝台列車が子供たちの憧れの的で、駅にはカメラを持った子供が集まり、それに伴って本格的な鉄道模型も売れるように。 当時、子供だった私も鉄道模型に憧れて横浜高島屋の5階にあった模型売り場に行ってガラスケースの模型を見るのが楽しみだった。 もちろん、そこにはメルクリンの精密な列車たちも多数あった。 ・・・・・・ 数年前から一部では「空前の鉄道ブーム」とも言われ、新たに開館した鉄道博物館がヒット商品ランキングにまで入るようになった。 その影響で斜陽といわれていた鉄道模型産業も少しずつ回復してきたのに。。。 贅沢品と言えばそれまでだが「鉄道模型が売れる時代」はなんとなく平和な時代なのかも。 今が「一番暗い夜明け前」だと信じたい。 |