パシフィコ横浜で2月28日と3月1日開催の 「ノスタルジック2デイズ 昭和の自動車ショウ」に行ってきた。 いわゆるクラシックカーのイベントだけど、博物館で見るようなクルマではなく、年代的には昭和40年頃から63年頃までの国産乗用車が対象。 私にとっては生まれるちょっと前から免許を取る頃までなので、現役で走っている姿を見た事があるクルマばかり。 昨今の流行である昭和レトロのクルマ版なのだろう。 とは言っても展示してあるのは俗に言う「大衆車」は少数派で、スカイラインやフェアレディZなど、スポーツカーが主の展示だった。 主催者のターゲットとしているのは、当時欲しくても買えなかった60歳以上のいわゆる団塊の世代を想定しているのかもしれないが、来場者は30歳代から50歳代の人が多かったような気がした。 私が子供の頃、当時の大人たちは国産車を「性能もデザインもイマイチで外車(特にドイツ車)には到底及ばない」と口にしていたのを、かすかに記憶している。 その影響もあったのだろう。 私も国産車よりも外国車がカッコイイと思っていた。 でも、今日見たクルマたちは違っていた。 会場にはジャガーEタイプやディーノ246GTも展示してあった。 でも、それらと並べて展示されていたトヨタ2000GTやコスモ・スポーツなどは引けを取らない美しさや個性で輝いていた。 昔の日本車、カッコイイじゃん! 会場の一角で最新型のニッサンGT-Rと「ハコスカ」の相性のスカイラインGT-Rが並んでいた。 私のうがった目で見たからだろうか。 当時も今も「打倒ポルシェ」を目指して作られたGT-R。 なのに、全く違うイメージ。 最新のニッサンGT-Rを見ていると筋肉はあるけど、お腹が出ている中年メタボオヤジのような気が。 (もちろん世界的にみても高い技術と品質で作られている超高性能車だと素直に認めます。) クルマ離れが進んでいる中、追い討ちをかけるように金融危機が起こり、大変な時代に入った自動車産業。 この大波を切り抜けるのは容易じゃないけど、このあたりにも脱出の糸口があったりして。 今こそ、温故知新かも。 |