仕事帰り,久しぶりにお芝居を観に行きました。 名作劇場シリーズで,国文学系の戯曲,1時間ぐらいのお芝居を2本ずつ 見せてくれます。 1作目は有島武郎作,時代は明治後期から大正の頃,資金難に悩む5人の 芸術家の卵たちが考えた出した,「自分達の作品を,瞬く間にブランド 化する策略とは・・・」真面目なお芝居で高尚な設定なはずが,人間 臭さや泥臭さを感じる展開になります。 2作目は岡鬼太郎作,落語では有名な作品を戯曲したもの。江戸時代も 中後期,とあるゴロツキの葬儀を出す出さないから・・・序盤に派手 と地味なキャラクターが終盤になるにつれて・・・。これも真面目な 雰囲気かと思ったら,場内は爆笑の渦に。 観ている途中で,お腹の虫がグーグーと鳴り,帰りがけにラーメン屋 開拓。ラーメン屋なのに,おしぼりが出てきたり,二種類のレンゲで コーンを掬い易くしたり,ラーメンそのものの美味しさもさることな がら,食べ手のことを想う,お店側の心遣いも美味しくいただきました。 |
1月15日 入院で行けなくなった友人に代わり,「ワーナーマイカル板橋」で上映されたライブヴューを拝見しに行く。 鴻上尚史氏が率いる「第三舞台」さんの,30数年に渡る歴史の幕を閉じる舞台ということもあって,全国30箇所の映画館でもリアルタイムで拝見できる試み,板橋だけで300名以上の方が見えられてました。 舞台の上演前,博多の劇場に入るお客さんにまぎれて,鴻上尚史氏がスケッチブックを使ってライブヴューに来ているお客さんに向けてメッセージを投げかけるなどファンサービスもバッチリ。 お芝居の内容は,SF的な設定を用いつつも,人の愛憎や葛藤を描き,テンポの早いシーンの切り替え,ギャグあり,長年のファンの方にとってはお馴染みの「着ぐるみ」あり(?) テンポの早いシーンの切り替え,レーザーや液晶プロジェクターなどを用いて舞台に映像効果を持たせるなど,飽きさせない演出で若い方に人気なのも頷けます。 舞台終了後は,鳴り止まないスタンディングオベーション。 まるで映画のエンデイングテロップのような流れで,30数年の上映作品のタイトルやかつての役者さんスタッフさんの全氏名を流したりすると,後ろ席で感極まったファンの方からはすすり泣く声も。 「第三舞台」さんのお芝居が初見で,長年のファンだからこそ味わえる最終公演という場に同席している感動を共有しきれず,少し申し訳ない気分 m(__)m お芝居そのものは今まで見た中でも特に面白く,久しぶりに良いものを見せていただき,充実した時間を過ごさせていだたきました。 |