11月15日、今日は坂本龍馬の命日でありまた誕生日でもある。 といってもこれは旧暦でのこと。 今の暦でいうと1月生まれで12月没ということらしい。 だが生まれた日と暗殺された日が同じ日というほうがドラマチックである。 私が最初に龍馬に興味を持ったのはそんな運命的なところだったのかも知れない。 龍馬が幕末の世に躍り出るのは脱藩し江戸で勝海舟に出会ってからであろう。 一応、勝を暗殺する目的で会っているが本気ではなかったようでその場で弟子入りしてしまう。 その後亀山社中(海援隊)を作り薩摩の西郷隆盛や長州の桂小五郎と薩長同盟を成立させる。 仲の悪かった両藩を結ばせたのは龍馬の熱意ではあるが裏には商売が関与している。 幕府から攻められる長州は最新の武器が必要だった。 しかし幕府は諸外国に長州へ武器を売ることを禁止していたので買うことが出来ない。 そこで龍馬は薩摩が代わりに武器を買いそれを長州に売るという策を考える。 これで両藩のわだかまりが取れ同盟へとつながった。 龍馬のトレードマーク、はかま姿にブーツそれにピストル。 ブーツは外国商人が多い長崎で手に入れたのだろうか。 剣術も達人の域だったようだがふところには拳銃を忍ばせていたのだろう。 だが身を守るために寺田屋事件でしか発砲はしていない。 脱藩から暗殺までわずか5年で偉業を成しとげ幕末から明治へと導いていった。 その明治の世は生きられなかったが政治家にはならなかったかも知れない。 薩長同盟が成った時、新政府の閣僚に西郷、桂たちの名はあったが龍馬本人は名を連ねなかった。 西郷「龍馬さん、あなたの名前がないようだが・・。」 龍馬「そうさね、わたしは世界の海援隊でもやりますか。」 と言ったかどうかさだかじゃないがいかにも龍馬らしいエピソードだ。 |