洋画で日本人俳優が出ている映画「ブラインドネス」を観たので感想レビューしてみよう。 ほとんどネタバレしてるので読む人は注意してくださいませ。 「ブラインドネス」は突然、目が見えなくなる感染症が世界的に広がるというパニック映画。 この映画で最初に失明した男の役で伊勢谷友介、その妻で木村佳乃が出ています。 舞台はどこなのでしょう。。多分、主演のジュリアン・ムーアから察して。。。欧米か!? いやホント設定はきちんと決めていないようです。 配役もジュリアンの役も医者の妻というだけで登場人物たちの名前はとくに設定していないようだ。 なぜ目が見えなくなったか原因はわからず男を診た医者や男の妻など感染は広がっていきます。 政府は感染をくい止めるために患者たちを軍隊が管理する施設(収容所)に隔離する。 しかしなぜか医者の妻(ジュリアン)だけは感染せずにいた。 夫が隔離されるので回りには感染者のふりをして施設に同行するのであった。 映画の大半は施設内での患者の生活を描いているがR指定だけにお奨めする内容とはいいがたい。 軍隊は感染を恐れ食料も届けるだけ病気の治療もしなければ逃げようとする者を射殺する始末。 やがて施設内は目が見えない者どうしだが暴力で支配する独裁者が現れる。 彼らの振る舞いは人間として許せないことばかり目の見えるジュリアンは殺意を抱くが行動出来ない。 だれだって人を傷つけたくないし殺すなど到底できないがついに。。。 後半は施設を抜け出し街を彷徨うのだが全ての人類は失明してしまったのか街は荒れ果てている。 人々はまるでゾンビのように手探りで食料を求めてうろついている。 ジュリアンは夫や伊勢谷夫妻ら数人とかつての自宅に帰り共同生活を始めるのである。 ラストは希望も見えて前半が悲惨だっただけに感動をおぼえた。 この映画を観て人間の醜さを考えさせられたが帰宅してからの生活は救われるシーンではある。 最近視力も低下してきたしある朝目覚めたら何も見えず白い世界だったら。。。 みんなも瞳を閉じて試しに少し歩いてみてはどうだろう。。 |