年老いた人と一つの部屋で過ごすと、普段自分が生きている時間とは全くの違う時間の流れがあると感じる。老人の動きは遅くて危なっかしい。私が普段速さで行動すると、ぶつかって老人は転げるに違いない。それで私は動きを遅くする。 そのゆっくりしたスピードにイライラすることがある。しかし遅い者に早さを合わせること、転がる人がいないように、他人のペースに合せることが大切なのだろう。 自分のペースと周囲のペースを使い分けられる自分になりたいと思う。 いつか私もゆっくりとしたペースでしか生きられなくなるのだろうな…。 |