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いろいろ経験してきて今の年齢になって、たいていのことは想定内で対処できるけれど、いまだに“人の心のなかは分からない。”まるでACの広告みたいだけれど・・・今日も、ある人との会話のなかで想定外のキャンセルがあり涙が出るほど大笑いした。自分では悲しくて涙を流しているつもりはないけれど、予想を越えた相手の反応を前に、照れ隠しで大笑いしている自分が切なくて目元が湿る。髭生やしたええおっさんが情けない・・・と自分で思うのだが、この手の感情は若いときからずっと自分自身でコントロールできない。だからまだまだ自分は若い・・・と、無理やり落ちをつける。いつまでたっても人生、勉強!と・・・思うけれど、だけど、つらいなぁー。 まだまだ打たれ弱いなぁー。 今日も少し強くなれたかなぁー・・・ |
今日は、仕事場の前の道を花で飾るイベントの一日目…午前中は、他のボランティアの人達に混じり、床にしゃがみこんで花びらを道に飾った。祭りには、いろいろな人がやてくる。パン屋の主人と二人で、道路に特別に作られた席(今日は車がシャットアウトされている)でワインを飲みながら(私はマダムのところのバラジュース)世間話をしていると、目の前をいろんな人が通って行った…。ブティックで買物を済ませた神社の奥さん・ボーカリストのヨガの先生・ブライダルの会社の社長・老舗レストランの若い女性オーナー・大学の学長と副学長・昨年のこの日共に過ごした人・バンドネオンを抱えたミュージシャン・ピエロ等々…。この町は、コスモポリタンの香りたち、いつものようにとりとめなく、不快でないエロティシズムに満ちていた。 夕方、近くのマンションで、ガーデニングの先生の事務所開きがありワインを持って訪ねた。ご主人がイギリス人という欧米感覚の先生だから、まるで映画のなかのホームパーティーのよう… 家への帰り道、(もちろん酒を飲まずに)車でギターの先生に最終確認用のプログラムのデザインを持っていった。先生は、名曲を小節を一切無視したオリジナルの楽譜に書き換えることに精を出していた。 おもしろい町だ。私はこの町が好きだ。 |
今日は、新しいメガネが出来上がったと連絡が入り、引き取りに行った。昨年夏にもとめたメガネは、それまでよくかけていた、チョイ悪おやじ (リバーシブル?)風から、180度イメージチェンジを狙って、賢そうに見えるように…と、シンプルな太めの黒縁フレームにしたが、今回は、理知的かつ遊び心を表現したく思い、黒い金属の丸レンズフレームにサイドは黒のプラスティックというデザインにしてみた。私の場合、自分の気持ちの変化が、直に肌につけるメガネの志向に現れるように思う。今は、精神的にも肉体的にもバランスが取れているが、うまく納得できるメガネを手に入れることができた。私の場合、口の周囲の髭とメガネが、自分のイメージを表現する大きなツールである。髭は、毎朝手入れしており、毎日微妙に変化させているが、その変化は誰も気がついていないかも知れない。自分が思うほど周囲は他人の髭のことを真剣に見ていないに違いない。それに比べると、メガネの変化はわりと敏感に気づいてくれる。しばらくは新しいイメージの自分を楽しもう…。 新しいメガネをかけてギターの教室に出かけた。レッスンを終え戻ってみるとメガネが見当たらない。ギター教室に電話してみると案の定、譜面立ての上に置きっぱなし…、まだ馴染んでなくて気がつかないうちに外してしまったようである。そして、新しいメガネは譜面台の一部に似ている…、私の次に席についたおじさんも、その次に習ったおばさんも気がつかなかったらしい。 ともかく、私の手元に無事戻ってきた。有難うございます。明日から、もっと愛情を込めて新しいメガネと付き合いたいと思う。 |
今年になって、自分のルーツを探りはじめた。2月の中旬、例の我が町の歴史研究家に、居留地研究に長崎に行かないかと誘われたことに始まる。居留地の件以外に、私の曽祖父が、長崎でボードウィンというオランダ人医師から医学を学んだと亡き父に聞かされていたこともあり、その痕跡が残っているかどうか確かめるため、軽い気持ちで同行した。長崎文書館で出会った‘長崎遊学者事典’なる書物…、そのなかに曽祖父の名前を見つけ、ルーツ発掘ゲームに、はまってしまう。今月はじめには、曽祖父が居を構えていた徳島に出向き文書館で参考文献を閲覧した。昨日、その際コピーして帰った資料を整理していて、1500年代(戦国時代)までルーツをたどることができた。まさにNHKの大河ドラマ《江》(テレビ見ない人には分らないと思うけれど…)の前回と次回くらいの時代設定かしら…。次回の《江》も、見なくっちゃー。 正直なところ私は研究家ではないし、ルーツ探しもこのあたりで止めにしようと思う。歴史研究というものは、やりはじめたら切りが無い。私を、これまで動かした力はなにか考えてみた。きっと自分が誰かを知ることが、私のこれからの人生の、とても大切な設定条件に違いない。自分の姓がなにものであるかを認識して、生きていかねばならない人生に向かうに違いない。 意味のない誘いはない… 意味の無い苦しみもない… 意味のない出会いもない… 長崎に誘ってくれた研究家に感謝する。 |
昨日、facebookとやらに登録した。しかしながら、アナログ人間の私には、登録した後次になにをすれば良いかが分からない。知人の大学教授にメールで問い合わせると、しばらくして教授から友人のお誘いが来た。私は“友人”の必要性をあまり感じず普段生活しているものだから、簡単に友人のお誘いを受けることに少し抵抗を感じながら承諾した。教授のページには、「先ほどから泡盛を飲み始めた。」とあった。私は、お誘いの御礼も込めて、コメントしておいた。「有難うございました。私は今日で18日間家で夜は禁酒中です。」と送った。すぐにコメントが返ってきて・・・「夜だけですか?」とあった。教授はなかなか鋭い!!! 確かに私は、この間、昼に飲んだことはあるし、家以外では数回飲んでいる。なかなかいい突っ込みだ。教授だけのことはある。私は、今まで一年のうち340日くらいは酒が入る生活をしている。このたびの家での夜の禁酒で、自分自身がアディクティド ドランカーでないことが証明された。素晴らしい!! いまさら何故私が酒を飲まない日をつくっているか…って? それはね、恋してるからのダイエット・・・ ハッハッ 嘘・・・ これからするところ。 皆さん 飲みすぎには注意ね・・・ |
先日、ギター教室へ行くと、他に誰もいない教室で、先生が下を向いたまま話し始めた。その内容の重たさに私は一瞬耳を疑った。よくある話なのかもしれないが、先生と生徒の男と女の話・・・。なんで私に打ち明けるんですかー、と心のなかで叫びながら時間が過ぎていった。この話、現在進行中で、私は先生の奥さんも、生徒である彼女も、彼女のご主人にも面識がある。この場合私は、誰の側にも立たないのが賢明だと思うから、対岸の火事…くらいに思っておいたほうがよさそうだ。先生が私に話した理由は今でもはっきりとは分からない。ただ言えることは私になにか相談したかった訳ではなく、味方になってほしかった訳ではなく、ただ否定的な回答をしない懐の深そうな人間に話してみたかったのだろう。私は先生に「信用していただいて有難うございます。」と言ってから、驚いていない振りをしながら驚きを伝えた。 さて先ほど、このことをある友人に話してみた。勿論登場人物は少し脚色して・・・詳しい内容には触れずに突然の告白ということだけ話をした。すると彼女は、「人から秘密を打ち明けられれば、そのぶん自分が大きくなるのよ!」と言った。私は素直に、自分が成長した・・・と思った。 |
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