今日はどんな日だったか。 月末でヒマヒマしていた。 こんなにヒマなとき会社の人は何をしているのか。 おしゃべりである。口の軽い上司は 次から次へと際限のない話題を広げて 暇つぶしに忙しい。 あとアイフォーンで画面をいじって遊んでいる。 もしくは、パソコンに向かってなにやら 社内ブログのようなものを見ている。 そういう遊んでいるばかりの上司たちは 月末の処理やらをするのを忘れているから 思い出したように帰る間際になってするから いつまでも帰れないのだ。 段取りというのを考えてないように思える。 自分は会社にはなるべく居たくないから ささあと帰るようにしている。 だから居酒屋に寄ることもないし 家に帰って弁当やら惣菜を食べる毎日である。 明日は、フグの毒味である。 行きたくないけれども お付合いやから仕方がない。 本当にフグなのだろうか。 今時は何を食べても信頼できないからな。 フグかどうか本当のところはわからない。 一生に一度くらいしか口にしないものを 食べるわけであるから 誰も知らないのだ。 一流芸能人も 三流芸能人も 「美味しい。マイウー。」と言って食べるのだろうが 本当のところ本物かどうかはわからない。 そんなものに 五千円か。 もったいないな。 ふぐ料理としては安いらし。 でも一般的には高めではないか。 たぶん、満腹にはならないような。 一人一人が大皿から個別に取るならば 遠慮してそう大口をあけて 食するのもみっともないだろう。 自分の食事のスタイルとしては 常に孤食であるから 食べたいだけ好きなものを 一人で食べるのが性にあっているから 会社の人、要するに仲間のようで 実は全然知らない他人同士で どうでもいいような会話をしながら 食べることが目的ではなく 会話をして交流を深めるような交際は もっとも忌避したいものなのだ。 たぶん、フグの毒味をした後に 吉野家で牛丼でも食べているだろう。 まったくお腹が膨れず つまらんかったあと 多分明日の今頃 日記を書いているか 中毒死でこの世から 消えているかに違いない。 となると これが絶筆になるのか。 |