景気が良くなっているというが 出て行くお金が多くなって 入ってくるお金は変わっていないというのが 状況である。 自分ひとりがそういう状況であるが 周りの人はどうなのだろうか。 かつて貯蓄は美徳と云われていたけれども 貯蓄よりも消費ということに 流れは変わってきているのだろうか。 その場限りの消費で、消えていく会話のように 将来の展望は見えないままに使われて 流れていくお金とでもいうのだろうか。 いいのか悪いのか解からないけれども ここ数ヶ月の中でやたらと飲み会が 多くなってきたような感じである。 飲み会があれば一回五千円くらい さっさと飛んでいってそれが 別になんともなくなっていくから。 お酒なんかたいていのお店は 一杯500円前後であるから それが実は自分にとっては高いと思うのであるが 相手は安いと思っているようで そのあたりの金銭感覚が違う人と 一緒に飲みながらもったいないなと 余計な神経が働いているのである。 休みの日には、ゆたりと本を読んで 静かにしているのがいい。 馬鹿騒ぎの、その場限りの消費は いつまでも続くとは思えないのが 今の個人消費であり、景気が上向いているという 言葉によって酔わされているような 酩酊状態の中で もっとお金を遣いなさいと云っている 騙し屋さんたちの言葉である。 結婚するのも実は 経済活動一面を占めていて いつまで続くかというのは 経済的な問題もはらんでいる。 当たり前だろうが 収支を考えて家計を考えるような 事を考えていると 興ざめをしてとても結婚なんか 出来ないと思ってしまう。 結婚というのは 酒を飲んでいるような酩酊状態ならば 幸せではないかとの幻想を抱いてしまうが 現実に引き伸ばされて 酔いが覚めてくると 冷静になり 今日一日の食い扶持を稼ぐために また明日から出て行かないといけない。 そういう気休めの小休止の お休みで 景気は低迷して 酩酊しているのであります。 |