風邪はようやく峠をこえたようだ。 鼻つまりもいくぶん楽になってきた。 夕方から散歩をしてみた。 特にどこかに行きたいというわけでもない。 ただただ夕日に向かって歩くのみだ。 夕日が暮れるまであとわずか 一時間半くらいしかない。 そう時間は残されていない。 自分の人生もそう残された 待ち時間ではなくて 持ち時間はそう長くない。 走ってみる。 とぼとぼと走ってみると なにやら 呼吸が楽になってきた。 鼻のつまりもよくなってきた。 なんでやろうか。 歩くよりも走るほうが 呼吸が楽なのだ。 ただし、ふくらはぎがやや 痛いというのか重いというのか あとシューズの長さがあってないのか クッションが悪いのか 着地の際に 足がずれるのだ。 長距離は走れないだろう。 まあ今年は 少しでもいいから走ろう。 一緒に走れるパートナーは 居ればいいが いなくても 基本的には 独りである。 独りの時間。 これって 残された独身時代の 持ち時間なのか それとも 結婚時代への 待ち時間なのか。 |