「おしい」 人のために心や身体を使うことを惜しむ。人に物を貸すことや、支払わなければならないお金を惜しいと思う。また、人のためにつかう時間や力を惜しむ。すべてに対して出し惜しみ、骨惜しみするような心づかいが、おしいという心のほこりになります。 ひろ |
「ほしい」 必要なものは与えられているのに、それに満足しないで、もっとほしいと思う心づかい。あるいは、人が持っているものを見てほしいと思ったり、働かずに見返りをもとめたり、自分のぶんを越えて、むやみにほしがったりする心づかいが、ほしいという心のほこりになります。 ひろ |
「かわい」 偏った愛情をもったり、自分さえよければ他人はどうでもよいと思う心づかい。また、分けへだてをして、特別な人に親切にしたり、自分やわが子、わが家のことばかり考えて、他人のことを思わない利己心がかわいという心のほこりになります。 ひろ |
「にくい」 さしたる理由もないのに、自分の気に入らないからといって人をきらったり、相手にあやまちがあった、失礼だといっては人をにくんだりする心づかい。すべてに自分のわがまま・気ままから人をにくむ心づかいが、にくいという心のほこりになります。 ひろ |
「うらみ」 自分が思っていることを邪魔されたからといって人をうらんだり、相手が不親切だといってその人をうらんだり、自分の努力が足らないことを反省しないで、常に相手の責任だとうらんだりする。また、他人の幸福や出世をねたむというような自己中心的な心づかいが、うらみという心のほこりになります。 ひろ |
「はらだち」 人が、自分の気に入らぬことを言ったといって腹を立てたり、おもしろくないからといって、つまらないことに腹を立てたりする心づかい。また、広く大きな心をもたず、しんぼうをしないで人を許すことができない気短かな心が、はらだちという心のほこりになります。 ひろ |
「よく」 自己中心的な心で、なんでも自分のものにしようとする心づかい。また、人の物をぬすんでも、人の目をだましても、取れるだけ取りたい、無理なもうけを得たいなどと、あるが上にもいくらでも取りこむような心づかいが、よくという心のほこりになります。 ひろ |
「こうまん」 知らないことを知っているふりをしたり、自分は人よりも偉いとうぬぼれたりする心。また、自分の意見はどんなことがあっても通すが、人の意見はきかず、人の欠点をあばこうとしたりおとしめようとする思い上がった心づかいが、こうまんという心のほこりになります。 ひろ |
「うそ」 小さなうそでも、大きなうそでも、真実に背く心は、すべてうそという心のほこりになります。 ひろ |
「ついしょう」 必要以上に人に合わすぎたり、本当はぜんぜん違うことを思っているのに、嫌われたくないからと、わざと本心ではないことを言ったりする。あるいは、目上の人に気にいられようと、心にもないことを言ったり、おべんちゃらを言ったりじょうずしたりする心づかいが、ついしょうという心のほこりになります。 ひろ |