「我々は、みんな………何か支配的な特質を持って生まれる。それは、強欲であったり、情欲であったりする。しかし、それが何であれ、自分のカルマは相手に返さなければならないのだ。その後、人はその転生の自分の特質を克服しなければならない。お前たちは、強欲を克服することを学ばなければならないのだ。もしそれができないと、その性質は他のものと一緒に次の人生に持ち越される。そしてその重荷は、ますます大きくなってゆくのだ。一回一回の人生でカルマを返してゆかないと、後の人生はますます困難なものとなろう。もし一つの人生で、カルマを返してしまえば、次の人生はもっと容易なものとなるのだ。どんな人生を送るかは、お前は自分で選択しているのだ。だから、お前は自分の人生に100%責任がある。自分で選択しているからだ。」 (『前世療法』 ブライアン・L・ワイス著 山川紘矢・亜希子訳 PHP研究所[文庫]刊より) |