うちのマンションのエレベータ。 朝家からでると、自分の家のある階で待っている。 うちの階の住人、知ってるだけで2世帯くらいしかいないような。 でも待ってる。 自分と行き違いで帰宅してくる夜のお仕事に従事しているような 人はうちの階にはいないと思う。 でも待ってる。 あ、なんだ今日は待ってないんだ・・。 って「一階」との表示が点灯している。が。 エレベータ急に上がりだす。 2階・・・3階・・・(略)・・うちの階。 止まる。 中から人はもちろん降りてこない。 そして待ってる。 そんな日がいつまでも続いていた。 そんな日がいつまでも続くわけないのに。 そんなとある完全OFFモードの休日、おうちで掃除・洗濯。 終わったら読書して、犬っころと戯れて、お昼ねしたり。 ふと思い出す。あいつ今頃どうしてるかな? 気になって家を出る。 待っている・・・。いや、待っていたんだろう、きっと。 誰も乗っていないエレベータが一階に向かってゆっくりと動き出す。 ゆっくりと。エレベータ内の灯りがどこか俯き加減で、そして 泣いてるように笑って見せた。。 その日を境に、朝、うちの階でエレベータが待っていることは パタリとなくなった。。。 それでは歌ってもらいましょ~う! 松山千春で「恋」。 |