昔、高校生の頃に 猫を飼っていました 池袋の西武百貨店で、 確か、動物愛護協会かなんかが 猫の里親探しをしているのをテレビニュースで知り、わざわざ貰いに行って一匹の雌の子猫を家に連れてきた。 名前は母がミーと命名した そして、餌は母がいつもあげていたのでネコは 自分よりも当然母になついた 当時私は、母と二人暮らしで高校生だったので、 母に対して反抗期だった事もあり、いつも口喧嘩や、食事中のテーブルを ひっくり返したりして 時々暴れたりしていた。 その時にミーもびっくりして狭い部屋で逃げ場所を捜して走り回っていた そして、母と暫く口をきかなかったりしていたが、元に戻るきっかけは いつもネコのミーの お陰だった。 又、ある日ミーが押し入れの中に入ったまま、 一日中出てこない時があり、母がもしかしたら中で子猫を産んでいるかも知れないね? と言い押し入れの襖をそっと開けて見ると、蒲団の奥で子猫を4匹産んでいた事があった 母曰く「最近、ミーの座り方が何か変だったから、もしかしたら妊娠しているのかな?」 と思っていたらしい。 そんな事があり、子猫を産んだために前より 餌を食べる量がかなり増えたのだった… そして、ある夕方、自分が帰宅すると母が台所でキャベツの千切りをしていて、今夜のおかずの準備かなと思ってみていたら、そのキャベツの千切りをミーの餌用の器に入れて、ご飯とねこ缶と混ぜて、ミーと子猫達にあげていた… それで、自分は母に 「何で、キャベツ混ぜてミーにあげているの?」 と聞いたら、母がミーと子猫達に幾らご飯をあげても、すぐペロリと食べてしまうので、試しにキャベツを混ぜてあげたら、これも又、ペロリと食べてしまうので、コストダウン的にも良いし、ネコ達にも野菜を食べさせてあげた方が良いと思ったからよ!と話してくれたのを最近思い出した だが、今はその母とミーは、もういない………… |