もう20年位経つだろうか……? 朝日か読売か忘れたが、 その日の朝刊に眼を通していると読者の投書覧があり、タイトルは余り良く覚えていないが確か、 『非常識な若者』みたいな感じだった気がする。 その内容は、深夜近くに、家の電話のベルが鳴ったので、 当人が出てみると見知らぬ若い女性の声で『もしもし、夜遅くにすいません』と言うので、 『どちら様ですか?御用件は?』と尋ねると、 その女性(20代?)が、 『実は私、今一人きりで寂しくて、すごく孤独で気が変になりそうで、誰でも良いから話し相手が欲しくて、適当にダイヤルを廻したら、そちらが電話に出てくれたので………。』 と話して来たので、当人は、こんな夜中に見ず知らずの他人の家に電話をかけてきて、非常識も甚だしいと、きつく注意をして電話を切った! と言う投書内容だったが、………。 この女の子は今はもう、 寂しく無いのだろうか? それともまだ、見知らぬ人へ深夜に電話をかけているのだろうか………。 私はこの記事を読んで、 心が痛んだ……。 |