思いつくままに、ろいろなことを書いていこうと思います。 本好きで、子どもの詩も好きです。 好きな詩について、感じたことを書いてみます。 結婚 新川 和江 呼びつづけていたような気がする 呼ばれつづけていたような気がする こどもの頃から いいえ 生まれるずっと前から そして今 あなたが振り返り そして今 「はい」とわたしが答えたのだ 海は盛りあがり 山は声をあげ 乳と蜜はふたりの足もとをめぐって流れた ひとりではわからなかったことが ふたりではわけなく解ける この不思議さ たとえば花が咲く意味について はやくも わたしたちは知って頬を染める わたしたち自身が花であることを ふたりで咲いた はじめての朝 「結婚」は、中学生以上の子どもたちに、ぜひ読んでもらいたい詩です。 いま、子どもたちのまわりには、劣悪な性情報があふれています。 ひるがえって、子どもたちに正当な性教育をしているはずの学校でも、「生殖教育」「性器教育」をしているとしか、私には思えてなりません。 性教育とは、まさしく人間教育であるべきです。人間としてのよろこび、人間としての生き方、その一分野として、性のことがあるのだと思います。 〈そして今 あなたが振り返り そして今 「はい」とわたしが答えたのだ〉 この二人が結びつき、 〈はやくも わたしたちは知って頬を染める わたしたち自身が花であることを ふたりで咲いた はじめての朝〉 この詩の世界には、「援助交際」などというものが入り込む余地は、微塵もありません。 そして、 〈ひとりではわからなかったことが ふたりではわけなく解ける この不思議さ たとえば花が咲く意味について〉 という、人間と人間との、結びつきが生まれるのです。 そういう結婚、そういう結びつき、そういう性を、子どもたちに知ってほしいのです。 劣悪なものほど、より刺激的になっていきます。ですから、思春期の子どもたちが、興味をもち始めるのも、無理からぬものがあるとは思います。しかし、とりこまれてしまわないようにしてあげるのが、大人の責任ではないでしょうか。 「結婚」のような詩を読めば、人間としてのよろこびの性に、感動するのではないでしょうか。 家庭では、学校でしているような「生殖教育」「性器教育」ではなく、「結婚」のような詩を間にすれば、子どもたちと、結婚とは、人間と人間の結びつきとは、性のことについても、話し合うことができるのではないでしょうか。 |
本を読むのが好きです。 おもにミステリィを読みますが、その時その時に興味のあるテーマの本も読みます。 ミステリィは、一人の作家の作品を、すべて読んでしまうという感じです。 すくなくとも、大阪市立図書館にあるものは、読んでいます。 以下の作家さんの本は、全作品読んでいます。 赤川次郎 阿刀田高 有川浩 泡坂妻夫 石沢英太郎 石田衣良 加納朋子 北村薫 北森鴻 鯨統一郎 近藤史恵 今野敏 佐野洋 高田 崇史 西澤保彦 仁科英之 光原百合 宮部みゆき 村山由佳 森博嗣のミステリィ 森 雅裕 山本周五郎 横山秀夫 若竹七海 |
私は、料理や食べることが好きです。 といっても、いわゆるグルメではありません。 でも、グルメではないにしても、回転寿司で食べるよりも、月一度でいいから鮨屋さんで食べるほうがいいです。 そして、料理番組をみたり、ネットでレシピをみたりして、自分でつくって食べるのが好きです。 自分でつくるときも、レシピそのままではなく、自分なりにアレンジしてつくるのが好きです。 いつもつくっているものに、きのこ汁があります。 椎茸・舞茸・しめじ・えのきを2パックずつ、深鍋でたっぷりのお湯で煮ます。 これには味付けはせずに、みそ汁・湯豆腐・スープなどのベースとしてつかいます。 湯豆腐といえば、私は夏でも、冷や奴よりも湯豆腐のほうが好きです。 でもさすがに、今年の夏の暑さでは、湯豆腐はしていません…… |
ふだんは、パソコンでFM放送を聴いています。 NHKFMかFM765を聴くことが多いです。 どんな音楽が好きか、と聞かれましたらジャズと答えるのですが、いろんなジャンルの曲を聴きます。 好きな曲を書きます。 ロマンス ドボルザーク 女学生 ワルトトイフェル 夜空を仰いで 加山雄三 モーニン アート・ブレイキー テイク・ファイブ デイヴ・ブルーベック ・カルテット 夏の日の恋 パーシー・フェイス season 0f love 倉木麻衣 ブラジル ラテン ジェラシー タンゴ 未完成 シューベルト 赤い花白い花 赤い鳥 チューリップのアップリケ 岡林信康 初恋 村下孝蔵 プライド 今井美樹 コットン気分 杏里 元気を出して 竹内まりや ハーレム サラ・ブライトマン ブラジル風アリア キャスリーン・バトル オンリーユウ プラターズ 見つめあう恋 カーペンターズ |
北海道を除く、全都道府県に行っています。 もちろん、一度に行ったわけではありません。何年かかけて、いえ十数年かかっていると思います。 船とレンタカーでの旅でした。 たとえば九州でしたら、大阪の南港から北九州市の新門司港までの、「名門大洋フェリー」です。 このフェリーは、旅客として乗船し、レンタカーは北九州市の小倉で借ります。 帰りも、このフェリーに乗りますので、九州一周でも半周でも、小倉でレンタカーを借りるのが便利だったのです。 昔のレンタカーは、借りた店舗に返すのがルールでした。 なお、なぜ最初にフェリーでいくのかといいますと、夜(夕方)乗って寝て翌朝早く着くという便利さと、運賃の安さが魅力でした。 たしか、大阪南港→新門司港が3000円ほどだったと記憶しています。(昭和50年代) このような形での旅で、全国を巡りました。 車のなかで寝たことが多かったのですが、いま想い出しても楽しい旅でした。 車での旅で、いちばん印象的なのは、各地の露天風呂です。 温泉地には露天風呂がありまして、旅館に泊まらなくても銭湯なみの入浴料で入れました。 温泉ですので、昼間も入ることができまして、私はだいたいは昼間の露天風呂に入っていました。 飛騨高山から富山に抜ける途中の上高地の露天風呂が、高地で入った露天風呂ということで、いちばんの想い出です。 |
身長が低いせいで、スポーツはあまり得意ではありません。 それでも、柔道初段ですし、剣道二段です。 高校生のとき、校内球技大会のサッカーでPK戦になり、私のキックで優勝しました。 なんとも、牧歌的なスポーツ歴ですが… テレビでのスポーツ観戦は、ほとんどしません。 いま放映中の甲子園の高校野球も、みません。 それでも、やや太り→デブになってしまわないように、ウォーキングをしようと思っています。 思ってはいるのですが、この暑さですので、すこし涼しくなったら始めます。 たぶん…… |
ほぼ毎日飲みます。 私の飲み方は、食べるのを美味しく食べるために、お酒を飲むという感じです。 これは、家で飲むときも外で飲むときも、同じです。 ですから、バーなどには、めったに行きません。 レストラン系のお店が多いです。 飲むものも、「この銘柄を」というこだわりはなく、 日本酒は、甘口 焼酎は、胡麻焼酎 ウィスキーは、サントリーの角 ブランデーは、VSOP 発泡酒 などを、そのときの気分で飲みます。 私独特の飲み方をしていると思うのですが、発泡酒を飲むときに、大きめのグラスに氷を入れて、発泡酒と同量の水で薄めたのを飲みます。 こうすれば、たくさん飲むことがありませんし、食事のためのアルコールというのには、この飲み方があっていると思っています。 |
大漁 金子 みすゞ 朝焼子焼だ 大漁だ 大羽鰮の 大漁だ 浜は祭りの ようだけど 海のなかでは 何万の 鰮のとむらい するだろう ※ 大羽鰮(おおばいわし) 金子みすゞさんは、1903年生まれですから、いまから100年以上も前に生まれたことになりますが、そんな時代のこの詩人が、なんと無垢な心を表現できたのかと驚かされます。 金子みすゞさんの詩は、話すような歌うようなことばで書かれています。 ですから、金子みすゞさんは、童謡詩人と言われています。 〈祭り〉と〈とむらい〉という、生活のなかの大きな行事が並べられています。 これも一つのくりかえしでしょう。 と同時に、鮮やかな対比でもあります。 自分(たち)の喜びが、そのまま他の人(たち)の喜びになれば、その喜びは倍増されることでしょう。 でも、自分の喜んでいることが、他の人の悲しみになっていることを、知らずにいることが多いのではないでしょうか。 そのことを、この詩人は、鮮やかに描きだしています。 いま子どもたちは、受験体勢の教育のなかで、自分の喜びが他の人の喜びとなる心を、押しつぶされています。 ことばの上では、「みんなといっしょに」などと、子どもたちに伝えられることはありますが、実際の行動として求められるのは、他の人のことよりも自分のことだというのが、現状ではないでしょうか。 そんなことはないと明確に言い切れない、なんともいえない気持ちを私自身重く感じています。 この、なんともいえない気持ちを、金子みすゞさんは、詩の形で示してくれたように思います。 子どもたちが、やりきれない思いを抱えているように、やりきれない思いを抱えているのは、子どもたちだけではなく、大人もそうだと思います。 そんな思いに共感してくれるような詩が、金子みすゞさんの詩だと思います。 詩人というのは、なんとすごい感性を持っているのでしょう。 100年も前に生まれたのに、現在の私たちの思いに、ぴったり共感する詩を作るのですから。 金子みすゞさんの生涯が、舞台や映画になり、金子みすゞブームと言われていますが当然なことだと思います。 金子みすゞさんの詩を読むと、そのことがよくわかります。 |
私は、本を読むのが好きなものですから、「この本がいいですよ」と奨めることがあります。 そのなかで、女性必読書として、 魅せられたる魂 ロマン・ロラン 道標 宮本百合子 さきに愛ありて 藤原審爾 の、3作品をおすすめしています。 これらの作品は、時代背景はそれぞれ違いますが、女性の自立をテーマにしたものです。 魅せられたる魂は、第一次世界大戦の頃の、フランスの女性が主人公です。 道標も、同じころの、日本の女性が主人公です。 さきに愛ありては、1970年頃の物語です。 文庫本で3冊の、かなり長い作品です。 瀬戸内の小さな市で育った霧子は、列車事故のとき献身的に治療する青年医師にあこがれて、彼にまた出会うために東京の看護師学校にいきます。 看護師になり、彼とも出会い結婚しますが、「よき妻」のみを求める彼に失望し、離婚します。 生まれた市にもどり、陶芸家の助言や小さい島での看護師をしますが、陶芸家の死亡後に、窯の管理をするために来た青年と、あらたな生活を求めて出発します。 長い作品ですが、作者の藤原審爾さんは人物描写がうまいので、読みやすい作品です。 もう本屋さんにはないでしょうが、図書館には必ずあると思いますので、ぜひ読んでみてください。 |
絵本は、本の一部というよりも、絵と文で構成された、芸術の一分野といったほうがいいと思っています。 私が好きな絵本はたくさんありますが、おもなものを書きます。 あおくんときいろちゃん レオ・レオニ あかいふうせん いわさきちひろ おおきなかぶ ロシア民話 おこんじょうるり さねとうあきら 木のうた イエラ・マリ ぐりとぐら 中川季枝子・文 大村百合子・絵 しゅてんどうじ たかしよいち・文 那須良輔・絵 しろいうさぎとくろいうさぎ ガース・ウィリアムス スイミー レオ・レオニ ちいさいおうち バージニア・リー・バートン 八郎 齋藤隆介・文 滝平二郎・切り絵 はるにれ 柿崎一馬 ひさの星 齋藤隆介・文 いわさきちひろ・絵 100万回いきたねこ 佐野洋子 ふしぎなえ 安野光雅 なかでも、 「しゅてんどうじ」がいちばん好きです。 酒の大好きな子どもが、鬼と酒の飲み比べをして、青鬼が赤鬼になるほどの酒を飲み、鬼が酔い潰れても平気で飲み続けたあと、九州の山野一面にまいたおしっこが、さくもつを豊かに実らすという、壮大で愉快な絵本です。 絵も、あたたかい雰囲気で描かれていて、民話のもつおおらかなイメージにぴったりの絵です。 ここ10年くらいに出版された絵本はあまり知りませんので、おすすめの絵本がありましたらご紹介ください。 |