1987年10月19日、月曜日。 この日のニューヨーク証券取引所でダウ30種平均株価の終値が前週末比で22.6%も下落した。 俗にいう、ブラックマンデー。 ちょうど、この二ヶ月前ほどにFRBのグリーンスパン氏が就任した。 それから9年後の2006年10月19日。 この日、平均株価は終値で一万二千ドルを超え、最高値を記録した。 現在、グリーンスパン氏の手腕を否定する人はいないだろう。 だが、ブラックマンデー当時、就任したばかりのグリーンスパン氏のへの不安心理が原因だと言う人もいた。 世の中には新人であったり、攻撃しやすい人を、やたらに批判する人がいる。 そして、それを見てみぬふりをする風潮もあるような気がする。 もしかすると「いじめ」の根底はこんなところにあるのではないか、と。 何かを否定する前に、今一度考え直す必要があるのでは。 |