とあるイベント開催のニュースを読んで。 このイベントで使用する電力は電力会社からではなく、レンタルの自家発電機を用いるとのこと。 主催者は「震災の影響を受けて、節電を」という点も考慮のうえ、このイベントを実施するらしい。 でも、どうなのでしょう。 自家発電って事は発電所よりは規模は小型で暫定的な発電機を使用するのですよね。 燃料に何を使うかは記事にはありませんでしたが、イベントの開催規模からして化石燃料を使用する発電機でしょう。 と言う事は電力会社が使用する大型の高効率発電機で発電する電力よりも発電効率が落ちる事が考えられます。 そればかりか一時的に使用する発電機には法律での排ガス規制の対象外になる可能性もあります。 つまり大規模発電所よりも排ガスの規制値が低いので排出される有害物質の割合も高くなります。 その他にも地球温暖化の事も考えなくてはいけません。 それって、本当の意味での「節電」とか「エコ」と呼べるのでしょうか? 確かに原発に頼り切っている現在の電力会社の発電割合については、私も疑問を感じています。 私も安全管理ができていない原発は無い方がいいと考えています。 ただ、だからと言って「自家発電ならOK」というのも、あまりにも短絡的ではないかと。 社会情勢とか、その場の空気を読んで「反原発」と言うのは簡単。 もし、本当に反原発をいうのなら「私はこのようにする」と現実かつ具体的に実行してから言った方がいいと思う。 駅のエスカレーターの横の階段をのぼりながら、そんな事を考えてみる。 |