acchan.com恋愛お見合い - 無料の婚活サイト  どなたもログインしてません  

風天

風の吹くまま、気の向くまま

 
2007年05月05日

レコード

カテゴリー: 日記
親父が通販でレコードプレーヤーを買った。
なんでも、レコードを簡単に聞けるようにテープに落としたかったようだ。
でも、せっかちな親父はレコードの録音機能がないプレーヤーを買ってしまった。
「テープデッキが付いているから録音できると思った」との事。
通販雑誌を良く見ると、ちゃんとその事が書いてある。
まあ、この手の失敗は今に始まった訳ではないが・・・。

それでも諦めきれないのか、さすがに私に相談をしてきた。
(私と親父との仲は最悪で、普段は全く話をしない)
仕方が無いので、私が昔使っていたレコードプレーヤーを倉庫から引っ張り出してきた。
引っ越しの時に邪魔だと思ってしまっていらいだから、もう10年以上使っていない。

久しぶりのセッティング。
カートリッジを取り付け、水平を出し、針圧やその他の調整。
電源コンセントの向きまで管理されている。
とにかくチマチマした作業。
CDや圧縮オーディオに慣れてしまうと馬鹿馬鹿しいほど面倒だが、何故かそれが新鮮に感じる。

全ての調整を終えて、そっと針を落とす。
スクラッチノイズがわずかに聞こえ、演奏が始まる。
イコライザーアンプを通したレコード独特の音質。
なんでしょうねぇ、あの感覚。
とても懐かしく、少し郷愁すら感じる。

CDなど手軽で高音質のデジタルオーディオの良さを知ってしまうと、レコードはとても面倒だが、「わざわざ手間をかけて音楽を聴く」という行為もたまには楽しいと思った。