人は、弱みを知った相手に対しては寛容になるそうで。 その特性を良く知る人は、うまく自分をさらけ出す。 自己開示が上手なわけです。 それならば、と、うちの部署のメンバーで『自己開示の練習の一環として、自分のコンプレックスを発表しよう』という試みが成された。 一人目は『スケジュール管理とか、チェックとか、そういうきっちりした仕事が苦手…』だとか。 2児のパパが恥ずかしげに言うのを見ると、確かに優しい気持ちになる。 二人目。『私、実はオンチです』 そうかそうか。普段は気の強い人が、顔を真っ赤にして言う姿を見ると微笑ましい。あえて今度カラオケに誘ってみようかな。 などなど、一人ずつコンプレックスを開示していくたびに、その場はホッコリとした空気に包まれていくのでありました。 そして私の番。 特にそこまでのコンプレックスはないんだけど、言うならこれかな〜?と満を持して発表。 私『私は色白なのとエラが張っているのがイヤです。私となだぎ武が結婚したら、ホームベースが産まれるんじゃないかと…』 と、言おうと思ったら、最後の“産まれ…”のところあたりで、先ほどの2児の父がブゴホッ!と笑った。 その拍子に机からコップを落として足がびちょびちょに。 これはもう事故。 自己開示っていうか…事故開示…。 どうか寛容な目で見守ってください。 |