今年になって急に本を読み始め、すでに私がここ20年かかって読んだ数以上の本を手にした。なかには小説もあるが多くは郷土史である。英語でかかれた本もあり、日本語で手一杯の私は一冊を理解するために三ヶ月もかかったりした。私の町は日本近代史にとって重要な役割を担った港町である。時代の流れによって町の様相も変化したが、まだ至る所に史跡が残る。昨年まであまり使用していなかった読解力を急に働かせたため私の脳はオーバーヒートの状態であったが、ここに来てやっと平常走行できている感がある。前回の日記で書いた外国人のパーティーの情景も私の町の発展に大きな影響を与えた欧米人の子孫に一度お目にかかりたいと言う思いからの参加であった。先月の最終日曜日には外国人墓地を訪ねた。横浜の外国人墓地と違い私の町のそれは一般人の進入を今は拒んでいる。それ故、今は軍や外国公館の施設を除く日本の中の現存する居留地のよう(実際はそうではないが)であった。私の郷土史への興味はますます膨らんでいくだろう。 なれない絵文字はしばらく止める |