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いま読んでいる『夜と霧』から印象に残った記述です。 「一人一人の人間に備わっているかけがえのなさは、意識されたとたん、 人間が生きるということ、生き続けるということに対して担っている責任の重さを そっくりと、まざまざと気づかせる。 自分を待っている仕事や愛する人に対する責任を自覚した人間は、 生きることから降りられない。 まさに、自分が存在する意味を知っているので、ほとんどあらゆる環境や試練にも 耐えられるのだ」 これは、どんな環境にいても、どんな生き方をしていても 当てはまることだと思います。 |
仕事の合間に『夜と霧』と『プリズン・ブック・クラブ』を読んでいます。 前者は強制収容所に入れられた心理学者の回想録、後者は刑務所での 読書会の様子をフィクション風に記録したものです。 偶然なのですが、2冊とも自由を制限された人たちが主要登場人物です。 理由は違っても、普通の人間以下の生活を強いられている人たちが、 人間としての尊厳や平静を失わず、心の拠り所を見つけていくところが 感慨深いです。 |
今月は誕生月です。 1年の半分が終わっただけでなく、また1つ年を重ねると思うと 焦ります。 年を取ることよりも、この年になってまだ自分が描いていた理想の姿に なれていないことのほうがショックです。 50代と言えば立派な大人で、一人の人間としてある程度 完成できてるはずだと思っていました。 実際は幼い頃の気持ちや短所をそのまま持ち続けている、 大人の皮をかぶった子供です。 時々 海外の人たちとメールのやり取りをするのですが、 ほとんどが20~30代なのに、教わることも多いし、 その人たちのほうがずっと大人で人間ができてる気がします。 きっと、いつまでも自分を未熟だと感じて生きていくのでしょうね。 とりあえず、いい影響を与えてくれる人たちが周りにいるので それに倣って言い訳せずに、いろんな角度から関心のあることに 挑戦していこうと思います。 |
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