一気に来ちゃいましたね しかもかなり重い雪だこと 雪掻きも大変だぁ と言っても 雪掻きはうちの親父とボウズの仕事 たまにチビが邪魔をしに行きます 俺はそれを横目に朝から犬の散歩 うちの短足おバカ犬は雪に埋もれてどこへやら 更に上から雪掻きの雪を乗せられ 朝から大捜索 チビが あれ?いない… ん?さっきまでそこに… ふと目をやるとそこには雪山! あら?犬は? 知らないよ?とボウズがはんば青ざめた顔で答える ん?埋めたか? 一瞬全員の動きが止まり五感を研ぎ澄ます この重たい雪ではさすがに出てこれないだろうと 手で雪をかきわけ捜索開始 チビ ボウズ 俺の三人で雪山を探りながら 名を叫ぶ おいおい しんじまうわぁ などと焦りながら必死に探していたら 遥かかなたで モコモコっと黒い陰が… まさか!?と思い近寄ってみれば いた!雪に自ら潜って行き場を失っていたらしく ゼハゼハ言いながら涙目のバカ犬が しかも全く関係ない場所から 探してもいるはずもなく 自ら潜ってしまったらしく よかったぁと抱きつくチビたちの横で 血統書とはりこうの証ではなく 単なる紙切れだと認識した俺 三年前に何か知らないうちに家族の一員になっていた うちのミニュチュアの話しでした |