朝日新聞のWEB版を眺めていると、「ニュースJAPAN松本氏が妻の介護本」というヘッドラインニュースが目に留まった。 なんでも妻がくも膜下出血で倒れ、さらに今年3月に卵巣のう種が悪性に転化したとのことだ。このため介護で番組を離れざるを得なかった。 始めは仕事と介護を両立していたが、結果的に介護に専念することなった。 数ヶ月前だったか清水由貴子が介護づかれで自殺したのをふと思い出した。これも人には言えない苦労があったことだろう。 つい最近まで入院中の身であったが、早期に無事退院できたのは不幸中の幸いといったところだろうか。周囲を観察するとつくづく世話をする側の大変さに気付く。もちろん現場で働く様々な人たちのサポートあってのことだろう。 TV映画で最近放映された「明日の記憶」(1度みたので今回は見なかった)で渡辺謙演じるアルツハイマー病が記憶に新しい。そこには病状が進むにつれそれを認めたくない自分との葛藤、また一方で受け入れていく自分がいる。つい感情移入してしまう。 以前少し触れたが、人はいつ何時、何が起こるか分からない。介護する側、される側の当事者となり得るかもしれない。(先程の介護本はこういった状況に直面したとき適当な本が見当たらないこと発刊に契機だという。個人的には10人いれば10通りのケースがあり、なかなか解が見当たらないと思う。一つの手助けにと著者側の考えによるところだ。) 人は失ってはじめて気付くことがあるだろうし、後悔しないよう自分にわがままに生きてもいいと思う。 ふと考えたのだった。 |