このたび富士山を中心とする世界遺産から外された三保の松原に行ってみる。
サッカーで有名な清水にて、三保方面へバスで向かい羽衣の松入口で降りる。
そこから10数分てくてく歩いていると、「名勝三保松原」の石碑が見える。
中央に「神の道」と書かれた遊歩道があり、周囲より1段高くなっている。
まっすぐに300m~400mほど伸びた道を、心もちえらくなった気分で進む。
乗り物で来訪した観光客には神の気分を味わえないので、ここは歩いて体感したほうがいいと思う。
海岸線へ入っていくと、正面に「羽衣の松」があらわれる。その昔、天女が降りてきて羽衣をかけていったとの伝説のある松だ。
どんな羽衣か分らないが、この松にかけるにはずいぶん大きな衣のようだ。(付近の神社に羽衣の切れ端があるらしいが・・・)
すぐ右横に新設された新羽衣の松があるが、こうなってくるとなんとも分けが分らなくなってくる。元祖羽衣の松だけでいいと思うのだが・・・
海岸線まで出て三保の松原の主役である富士山の絶景を見ようをしたが、あいにくの曇り空で、富士山を拝めずしゅんとする。
(晴れていれば、右海面の上に富士山が見える)
最近では三保の松原を必死に清掃して、何とか富士山グループとの同時登録にこぎつけようと涙ぐましい努力をしているが、富士山から離れすぎていると理由で除外されたのでなかなかくつがえすことは至難だろう。
ちなみに信号が切り替わったときのテーマ曲は「あ~たまを雲の・・・」
と言わずと知れたご当地、富士山でした。(こちらに来てなつかしい童謡?を聞けたのでした)
別の機会に違った富士山とれれば、紹介しようと思う。
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