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東京の方に来て、はや1ヶ月。出張とはいえ、まだ2~3ヶ月ある。 生活の足に自転車を購入した。自転車に乗るのは何年ぶりだろう。(何十年ぶりかもしれない。) 電車路線が縦横無尽にあり、身近な交通機関となっているが、ちょっと最寄の場所へ出かけるには自転車は重宝する。 普段行かない先へ足を伸ばしてみた。河川敷へ行くとサッカー小僧が試合をしている。それを、周囲の親が熱心に応援している。実にのどかな光景にしばし休憩。 小1~2時間、あてもなく散歩していると、無精に伸びた髪が気になってきた。 途中、廉価な店があったので、入ってみる。 夫婦で営業しているのだろうか、客が2人ほどいて、各々がいそいそと髪をカットしている。待合席にいると、少年が入店し、入口付近で食券ならぬ散髪券を購入していた。 処変わればルールも様々。慌てて券を購入。 前の客が終わったので、2、3希望を言ってカットしてもらう。 10~20分した頃、何か聞いたことのある吸引音が・・・ ふと見上げると掃除機のホースのようなもので我が頭を吸引している。 ゴミと一緒かと思いつつ、しばし観察。 丁寧に掃除してもらったおかげで、毎度、散髪後に悩まされる首周りの不快感はなかった。 タオルで掃うよりは合理的なのか。 因みに、髭剃り、洗髪のサービスはなかった。店内には、当店ではカミソリや人手による傷などから、細菌に感染する心配はありませんとの旨の掲示があった。 ともあれ損したような得したような体験であった。 |
アバターを見た。映画館に足を運ばなかったが、この度DVD化に伴い話題の映画を観賞した。 映像の斬新さはある。どこか新鮮さが無い。調べると、映画配給当初より、同様な意識を持った人が意外に多い。 物語が、かの宮崎駿監督の世界観に酷似している。特に「ナウシカ」と。 ジェームズ・キャメロン自身、宮崎駿を尊敬しており、「もののけ姫」にオマージュを捧げたシーンがあるとのことだが・・・空中に浮かぶ島(ラピュタそのもの)、オウム触手による再生など随所に盗作とも思える場面、思想があり、宮崎作品の断片を見ているようで、オリジナリティが感じられない。 ジェームズ・キャメロンが1994年に「アバター」の脚本を書いたとのことだが、それより10年前の1984年には「ナウシカ」が映画化されている。 この継ぎ接ぎの骨子に、勧善懲悪好きなハリウッド映画として脚色され、単なる娯楽映画となったとしか思えない。 因みに、戦闘シーンで見せる地球人の武装兵器は、未来?にしてはお粗末ではないだろうか。アバターの開発技術力に対し、人類の武装兵器に斬新観がない。 アバターには、宮崎作品にあるような自然に対する畏怖の念、人類との関わりといったメッセージ、テーマのようなもの、すなわち、映像を通しての新鮮なメッセージが感じられず、衝撃も受けない。 それとも、ただのSF娯楽映画だろうか。 それにしても、日本人はおとなしい。世紀の盗作?に何も発信しないのだろうか。 |
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