モラルとインモラルいったい何が正しくて正しくないのか 常識に囚われる事があまりに無意味だと父は言う 非常識や背徳、悪意を否定するのは人として不健全なんだろう そもそも何を以ってそれを「常識」とし、何を以って「非常識」とするのか 完全な「善意」が存在しないと言い切っても良いと僕は思う それと同じように完全な「悪意」も存在しない 醜いものなんて無いとも言える 美しいものなんて無いとも言える だから世界は美しくも醜いもので溢れている 退廃 混沌 衰退 傲慢 貪婪 醜さを認めないものに本当の美しさはない でもきっと傲慢な言葉遊びにすぎない |