ビルシュタインのショックにはシリアルナンバーが入っているそうな。 で、ソイツから油漏れしているのでオーバーホールを頼んでくれと、 去年の末頃に友人から依頼を受けた。 なんでも、国内ではエナペタルというところがオーバーホールなどの総引き受けをやっていて、 そこは業者とFAXでしかやり取りが出来ず、電話は平日にしかつながらないので、会社勤めの友人は家にFAXなんぞないし、 平日連絡も取りようがないから、ということらしい。 別に断る理由もないし、その手の外注はやったことないので引き受けて、 エナペタルという会社に依頼のFAXを送ってみた。 友人の話だと、その後にFAXで返事なり見積もりなりを送り返してきてくれる、っというコトだった。 FAXを送ってから1週間が過ぎた。 返事なし。 一ヶ月が過ぎて年が明けた。 もちろん返事なし。 そのうち年始から年度末の仕事が忙しくなり、FAXのことなど忘れていた。 3月も近づいた頃友人から訪ねられた。 『アレ、どうなった?』 ・・・忘れてた。 『平日に一度電話してみるよ。』 で、 折を見て(株)エナペタルさんトコへ電話してみた。 『FAXのあと、すぐに現物を送ってください、それでFAXと照合して見積もりを出してから修理に入ります。』 ・・・ナルホド、そーゆーことだったのか。 それからまた折を見て仕事があいたときに急いで荷造りしてクロネコやまとに配送依頼して、 FAXも送った。 あっという間に見積もりと承諾書、振込み依頼が届いて、 承諾書にサインしてFAXを送り返したら、 オーバーホールに入ってくれたらしい。 シャフトに傷が入っていたらしく、そいつも交換するから少々高くつくということだったが、 友人から先に金を預かっていたので二つ返事でOKしといた。 完成して送り返してくるのは3月末になる、っというコトだった。 が、 昨日早くも完成して送り返してきてくれた。 友人に連絡入れたら今日早速取りに来てくれた。 伝票の見方もよくわかなかったので、発送の手間賃だけもらって渡しといたのだが、 友人が伝票を見て 『オマエ、こっちが卸値で、こっちがお客に渡すときの定価だぞ。』 っと教えてくれた。 うむ、 卸値で渡してしまったよコリャまた失礼。 『まぁ、今回はこっちも勉強させてもらったことだし、これでいいよ。』 本来の価格よりかなり安くついたので友人も喜んでくれた。 商売人としては失格、コレじゃイカンのだがな。 まぁ、 今回は仕方なかろう、今度から気をつけよう。 うん、タダそれだけの話。 |