昨日『第2回明石プラモデル甲子園』を見て来て、
他人の作品をたくさん見たり、
友人の話を聞いてみたりして、
『自分はプラモデルや造形をかじっているものとしてどこを目指しているのだろう・・・?』
っとふと思った(・・)?。
テレビアニメや現実にあるものを忠実に再現する。
それも確かに楽しいかも知れない。
『リアルにこだわる』そう言えばカッコ良いのかな?
しかしそんなもの目指すつもりは毛ほどもない。
思い出や感傷に浸ってみるつもりもない。
でもそんな中で会場に来た友人から、
『(手前にすぐおいてあるせいもあるけど、)仮名ライター君の作品は名前見なくてもすぐわかったよ。』
っと言ったもらえた。
・・・やっぱりソレなのかね。
自分の作りたいものってのはやっぱり自分であって、ヒトとは毛並みの違ったもの。
たとえ『そんなものはありえない』っと言われても、
やっぱり『コレは自分』ってわかるようなもの。
多分そんなものの象徴が今日のタイトル『おかんのカレー』。
ほら、
おウチのカレーってさ、各家庭で色々あるでしょ。
地方によっても違ったり。
それで、ヨソ様のカレー食っても口に合わなかったり、
自分ち以上に美味しかったり、
長い間家から出てて、久しぶりに帰ったとき、
『あ、やっぱりコレがウチのカレーなんだな・・・。』
ってシミジミ味わったりする。
で、
ものがカレーだけに『絶対食えない。』ってことはまずないと思うんだ、どこの家庭で食っても、どこのお店で食っても。
昨日見た、人の作品ってのはやっぱり『ヨソ行きの料理』だよな。
レストランとかで出てくる綺麗に飾ったシッカリした味付けの、
食べると『やっぱり美味しい。』って思えるような。
綺麗だし、何度でも見たい、味わってみたいって思うような作品。
ソレは確かにすごいものだと思うんだ。
でも、うん。
自分もそんなの作れればいいと思うけど、
それはそれとして、
自分の作るものは『おかんのカレー』でありたいと思うんだよ。
『あーまぁー・・・なんかちょっと、でも・・・ありかな?』
ないならないでソレでいいよ。
でも、工業製品を組み立て説明図のそのままに組むンじゃなく、
設定画でありますとか、
ヒトサマがつけたレールをきっちりってんじゃなく、
やっぱり
『こりゃあ、まぎれもなく俺だな・・・(^^;。』
でありたいと思うんですよね。
タマネギやジャガイモの切り方も自己流、
肉も入ってるんだか入ってないんだかわからない、
その代わりちくわやこんにゃく放り込んでみたり(^^;。
地味でも『美味しい』っと思う人が一人でもいてくれればそれで良い。
『不味い、でも食えなくはない。』
それで良い。
『おかんのカレー』多分それが自分の作品の目指す最終形態なんだろうなってシミジミ思った次第です。
それでは車検の仕事が2件一度に入ってしまったので地道に片付けて行きます。 |