『泣きっ面にハチ』って言葉がよく頭に浮かびます。
ダメなときは何やってもどんなに焦ってもダメなもんだ。
お客だって一軒も増えないどころか、キャンセルが相次いで減る一方。
まるで一旦出て行った貧乏神がまた再び張り付いたみたい。
不景気で人のマイナスの気がたまるから、よどみから次々と貧乏神が生まれてくるんだろうな。
で、落ち込んだり弱ったりしている人間の所にへばりついて、
わずかな気力や運も吸い取っていくんだよ。
もはや八方塞りで首でもくくらなきゃ仕方なくなってくる。
でも、あたしゃ幸いなことに嫁も子もいませんし、
保険もかけてますので死んだら葬式代くらいは出るし、
後々迷惑がかかると言うこともアリマセン。
大量の玩具とプラモデルは残されますが、
仲間内で処分していただけると言う段取りになっていますし。
今はわずかなたくわえを細々と食いつぶしてますが、
どーなることやら。
結局、結婚なんざしなくてホントに良かったのかもしれない。
この状況だと相手に迷惑がかかるだけだったし。
(まさかコレほど悪くなるとは思わんかったけど)
今、
相手がいないってのもかなりの救いになってる。
結婚前提の相手なんざいたら『一緒に首つりしましょうっ!』って誘ってるようなモンですもの。
古くなった家、錆びた型遅れの道具、田んぼしかない土地、人が通ることすらまばらな田舎の車の修理屋。
必要としてくれる人がいる限り頑張ろうとは思ってきたけれど、
そんな人たちも次々この世からいなくなり、
もうこんな人間も必要ない世の中になったんだろう。
・・・さて、今日は何して過ごすかな。 |