・『見せてもらったような気がする』 年末年始にかけて必死に働いたご褒美だったのだろうか? いや、去年の後半かな? 点滴打ちもって、酸素カプセルとサプリでつないで、 39度の高熱が出てもなんとか乗り切ったり。 それで、欲しかった仕事や新車の販売、 高額な報酬を受け取ったり、若いきれいなオネーチャンとイチャイチャしたり、 センターから見合いの申し込みが突然舞い込んできたり、 欲しかったプラモデルやフィギュアが半額以下で大量に買い込めたりとか、 なんか色々夢のような話があった。 っと思った。 しかしやっぱり所詮ははかない夢だった。 現実には、貰いすぎた給与は返還しなくちゃいけなくなったし、 対人恐怖症の自分が若い女といちゃつけるわけないし、 見合いの話はきっぱり断られたし、 仕事もほとんど打ち止め状態になってなくなってきたし、 欲しいと思って買ったものは使えないゴミにしかなっていない。 何もかもが夢のキングダム、そして崩壊。 タナボタラッキーも打ち止めで、厳しい現実だけが残されて、 精神的にダメージ受けて、肉体的にもくたびれて、 病んだ自分だけがここに残された。 「モテ期だ」とか「風はオレ向きに吹いてる」とか、 浮かれてた自分がなんとバカバカしい愚かな存在であることか。 情けない。 やっぱりこの先なにも良いことなんてないのだろう。 夢だけでも見続けさせてもらえてれば、 もう少し頑張れたかもしれない。 でも、今のしかかってくるのは重い現実だけ。 また生きるのがしんどくなってきたなぁ。 辛いだけで。 ・『軽トラの車検』 どうにか車検の仕事が1台だけ入った。 本当は今月もっとあるはずだった。 なくなった。 目の前のを片付けるしかない。 ・『いい夢だったんだよ』 寝ずに食わずに、体痛めて働いて、 ようやく人並みになれたと思ったんだ。 ダメだった。 良い夢見せてもらえたんだよ、きっと。 良い夢だったんだ・・・。 |