もう11月も終わり、来年のカレンダーが配られる季節だ。 が、不景気でカレンダーさえ職場にはこなくなった。 誰も見向きもしないような、恥ずかしいカレンダーは もらえることもあるのだが 何せモデルがその、金髪でエグくて日本人向きではない。 外資系の会社の全世界対応の裸体をさらしたカレンダーだ。 正直ありがたくないのであるが、なぜか余り物でもらうことも多い。 もはや、貰えない人は自分でカレンダーを作るのだ。 定年で会社を離れ、カレンダーがこないから カレンダーを作ったものの印刷出来ないから 古巣の会社に突然訪ねてきて印刷させてくれと。 会社は経費節減で白黒なのに カラーで印刷させてくれとのたむ。 仕事の段取りを乱して平気な感覚というのは 周りが見えないどころか 迷惑とも考えてはないようだ。 せいぜい突然きたら10分くらいで帰るのが礼儀だが 30分も居られて そういう客が何人もくる月末である。 暇だから来たとはいうが こちらは忙しいのだ。 カレンダーなんか要らない。 その日暮らしだ。 とも思う。 今年は部屋にはカレンダーなかった。 来年もそうだろう。 印刷したカレンダーは、近所に配るから 10部、刷ってくれという。 多分、ありがた迷惑ではないか。 個展でも開いたほうがいのではと。 |