こちらでの夕飯は毎晩レストランです。
物価が高いことで有名なところなので、普通に食事してビール一杯飲んで4~6千円くらいでしょうか。
こちらで食事して思うのは、ウェイター/ウェイトレスがしっかりしている、ということです。
年がいっている人が多いというのもありますが、皆自信をもってserveし、キビキビと行動している、というように見えます。
ウェイターが一つの職業として確立した地位を築いている、ように感じます。
日本のように、ウェイター/ウェイトレスは誰でもできる仕事で、安く雇ったアルバイトにやらせればいい、という認識とは違うのでしょう(もちろん日本でもそれなりのところではしっかりしたウェイター/ウェイトレスがいるでしょうが)。
当然人件費がかかり、結果として値段が上がることになると思います。
しかし、全ての人の仕事に対して敬意をはらい、相応の対価を払うことは、その人が自分の仕事に対してプライドを持つために必要なことでしょう。そして、そのプライドが仕事の質を高め、人の質を高める。
物価の高いところでしかししっかりと暮らしている人々を見ると、そんなサイクルが回ることに対する理解が、文化として根付いているのかな、というふうに感じています。
いたずらに安売り競争に趨り、低コスト化の為に労働力を買い叩くと、人は仕事にプライドを持つことができず、質を高めていけない、そんなサイクルが日本では回っていないでしょうか。
それを止めるには高い物価を受け入れなければならず、その為には色々な課題をクリアしなければならないのでしょうが、、、、また今度考えてみます。
レストランとは全然関係ないですが、なんとか大聖堂です。
|