アリスブームらしい。 気づくのが遅れて、たくさん買ってしまった。 最近、とんと出てなくて、ほとんど買えなかったのだけど。 新しい情報がいろいろあって、他の人のアリス映画の感想を見たんだけど、やっぱり、帽子屋とアリスの間にロマンスがあったのでは、という意見があった。 原作の帽子屋は意地悪なのに、映画では、優しいとか、あと、アリスのお父さんの名前が、チャールズで、チャールズラトウッジドジソンという、ルイスキャロルの本名から取ったのでは?とか。 モデルの現実のアリスは、アリスリデル。 金髪でなく、黒髪?短髪の少女で、だいぶ挿絵と印象が違う。 アリスの挿絵のモデルは、別にいるらしく、写真が残っている。 それから、ジャバウォッキーは挿絵で残っているが、バンダースナッチは、言葉は出ているけど、姿はティム独自のものらしい。 それから、ルイスキャロルが、いろいろ、なぞなぞや言葉遊びの詩をアリスの中で書いていて、その詩を、映画で帽子屋がそらんじるところがあるのだけど。 私も、そのシーンは面白いと思ったのだけど。 ジョニーディップが、さすがに俳優だな、と、思って、詩を暗誦するのがとても上手だった。 少し怖い感じで、真に迫るような読み方。舞台的な。朗々と読み上げる、感じ。 津川雅彦が、アリスが全然面白くなかったと言っていたけど、私も、ティムバートンの映画だったら、バカバカしさが目だって、ちかちかする画面で薄気味悪い感じでぞーーーっとするんじゃないかと思ったのだけど。 やっぱり、好きなアリスだったのと、ジョニーディップが上手だったので、面白かった。 アリス役の少女も、演技が上手で、もっとカワイイ人がよかったのだけど、演技は上手だった。 それから、いろいろお金がかかっていて、細部の服とか、背景とか、小物をいっこいっこ見るのが面白い。 それらは映画ではよく見えなかったのだけど、後から買った本でいろいろ細かく見ていくと、なかなか凝っていて、アリスの子供のころの人形とか、帽子屋が帽子を製作した帽子やら、部屋の細部とか、それから、赤とハートにこだわりのある女王の城の内部装飾とか。 DVDが出たら買って、ストップモーションでじっくり眺めたい。 それから、映画館によって、音が違ったので、(場所かも。)今度は3Dで、前のほうで、英語で聞いてみたい。 翻訳が少し違うようだし、実際のアリスやハッターの声も聞いてみたかった。連休中に、もう一回見て見たいが・・・。 でも、日本語吹き替えの帽子屋の声もなかなか上手だった。 あ、そうか。さっき言っていた、シャバウォッキーの詩をそらんじたのは、吹き替えの人だった。笑 上手だと思ったのだけど。 それから、アリスが落ちていく穴のシーンが、私は、大好きなのだけど、映画では早くてよく見えなかった。 穴の中は棚がびっしり並んでいて、いろいろ小物が置かれているのだけど、その様子をもっとよく見て見たい。 最初に落ちる扉だらけの部屋が好きなのだけど、映画では、あまりよく見えなかったし。 井上ひさし原作の、ブーフーウーも、結局は子供部屋の中から全然出ていない、という、人形の冒険話なんだけど、 アリスにも、結局は、子供部屋のチェスやらトランプで、遊んでいただけだった、という、視界がきゅっと狭まるというか、落ちがあるんだけど。私はそれがとても好きだ。 そういうのを感じさせるのが、その、最初の扉だらけの部屋のシーンなので。あそこをもっと、たくさん描いてほしかったな。 SFでも、広い世界だと思ったら、球状の宇宙船の中にいた、とか、実は世界は狭かった、落ち。 実は、未来の地球に戻っていた、落ち。(猿の惑星) それからオークションで、帽子屋の衣装を作っている人がいて、すごかった。(人形用のサイズ)私も、アリスの人形を前、作ったことがあって、また作りたいと思っていたので、少しいろいろアイディアがわいてきた。 で、映画のアリスの衣装をもういちど見てみたんだけど、少し、作りがいがない感じで、(シンプルすぎて)アリスが持っている人形の衣装のほうが、作ってみたい感じ。 アリスがハートの女王に作ってもらう服も、奇抜で、面白いんだけど、アバンギャルドな感じで、ビクトリアンでない。 でも、とてもかわいい。 風とともに去りぬと同じで、カーテンから作った服らしい。 アリスの衣装集とか、小物製作者の本が出たらいいのに。 そういえば、海外版の、いろんな研究本が出る気がする。そのへんを、ネットで調べるのが、今後の課題だろう。 昨日、筒井康隆が、稲垣足穂を紹介していてうれしかった。 芸能人が、ファンタジーで楽しいと、コメントを言っていた。 |