なんか、ヘルパーとかボランティアするとか言ったら、偽善ですねって、20代ぐらいの人から言われたりするんだけど。 偽善って意味がそもそもわからない。 たぶん、名誉欲でやってるんでしょ?って意味かと思うんだけど、 それは、あると思う。 私の父も、町内会長頼まれて、やりたがっていたけど母が反対してできなくて、それ、やっていたら、ぼけずにもっと元気だったと思うし、姉も、女だからって田舎だと委員長に選ばれなくてがっかりしていたし。私たちは、長 が好きなんです。 ああいう長好きの人は、お金はいらない、でも、名誉職というか、上に立ちたいみたいなのはあると思う。 その気持ちがない人は、町内会もいやだし、委員長もいやだし、ボランティアもいやらしい。 また、別の意味でボランティアや福祉が好きな人もいるとは思うけど。 町内会をやってみてよかったのは、やっぱり、孤独だし、大勢でがやがややれるのは楽しいし、深夜に大勢で話したりお菓子食べたり、非日常で面白いし。 家族や親戚や友人が多い人は、そういうの、普通に体験しているんだろうけど、私から見たら、ないので、珍しい。 掃除やトイレ掃除は好きじゃない。 それだけやれ、と、言われたら、進んでやる人間ではない。 役員で、かたがきつきだったり、ヘルパーという仕事の中でやるのは、OK. 偉ぶっていると思われたりもするけど、 女は家事手伝いでいいじゃんとか、いろいろ。単純作業労働者をばかにするのか、とか。 でも、やっぱり、親とか、親戚とか、私がレジ打ちでは非難されるしされている。笑いもの。 やるなら、こっそりやるしかない。 スーパーの正社員ならいいんだけど。 それ、えらぶってるのでしょうか? 確かに、周りが偉いさんで、囲まれていて、私だけがバイトじゃ笑いもの。それ、生まれつきだから、仕方ない。 ヘルパーだったら、すごく偉いりっぱな仕事。 もし、なれたら、だけど。 受かったら、だけど。 それから、大変な仕事だから、君には無理だ、とか。言われる。 じゃ、何が私にふさわしいのですか? レジですか? いろいろ考えて、家にも介護士の人が来てくれていたし、 介護福祉士は無理でも、へるぱーなら、どうかなーと思った。 でも、それ、思ったの、実は、3級ヘルパーがまだ、実務をしていたころなのです。で、そのあと法律改正で、2級になってしまって、そこでもう一回悩みました。仕事が難しくなってしまったので。 また、2級も消えるようなのです。 悩んでもしかたないので、とりあえず進むことにして、今。 10年は考えた。考えすぎ。 もう、何があろうと、前へ進む。で、相手があるから、相手から拒否されるまで、つきすすむ。 今、福祉概論を読んでいるのだけど、私は教育原理を二回も落第した。それに似ていて、高潔な理論が多くて、とても難しい。 文学部だったから、批判は慣れているのだけど、そのままの形でまるおぼえが苦手。少しでも崩すと、全く違うものになってしまうのが、福祉の概論。社会学。 でも、やるしかない。 いきなり理論がやってきてびっくりしたけど。 800円の自給で働こうと思っている人達が、いきなりこの、高邁な理論を勉強して、そのギャップたるや。 たぶん、そこでふるいおとそうという腹なのか。 要領のいい人だったら、カンタンなのかもしれない。が、いちおう、本と名のつくものはあらすじを頭に入れて理解するのが好きなので、全然前に進まない。 でも、なんか、どっかで役に立つ気がすっごいする。予感が。 だって、今まででも、いろんなところで面接みたいに、いろいろ聞かれたり、質問された。そのときの答えが出ている。 それから、心療内科的な病名とか、得意分野だし。もともと知っている言葉も多い。そのあたりは頭に入りやすい。 まぁ、論理からすぐ入るところがあるし、そういう人と、いきなり体で入る人との違いだろう。 いきなり体で入るには、虚弱すぎるし・・・。せめて得意な勉強だけでもがんばって、だいたい実技では落ちかねないから。 車の免許でも、ペーパーは100点、実技はスレスレ。勉強で、実技を補うのがいつものやりかただ。 両方だめだったら、何もできなかったと思う。 体力や感覚が人より優れている人間だったら、体で入るのだろうけどね。私は、それらがもともと悪いので、頭で理解、努力の人間できた。 人の倍がんばって、やっと、80点。 家で何度も復習して、実技をトレーニングして、それでやっと、表で周りについていける。 家で会社名を丸暗記して、やっと電話を取って会社名を聞き取れる。 それ、やらなかったら、全く無能の人間で、仕事もすぐ首になっていただろう。 なんでも感覚でできちゃう人がうらやましいが。 そうそう。最近友達になった女性が、人形も、それから同人誌も好きらしい。しかも、関東の人なので、全部、私がやりたいことを全部やってしまっていた。 全くうらやましかった。 私はといえば、田舎だと、唯一習える、油絵と、ピアノをせっせとやったり、自分でフェルト人形を作る程度だった。 そのぶん、油絵はかなり長いことやっていたけど。 他にないから。 やっぱり都会はいいなー。 都会に出て就職するためにも、ヘルパーは、もしかしたら、機会になるかもしれないし。 新聞配達員には受かったことがあるけど・・・。 私の叔父も、友達の妹も、田舎から都会へ出る足がかりとして、みんな昔は新聞配達員に住み込み就職したものなのだ。 それが、今は、ヘルパー。 |