こんな馬鹿げた制度が導入検討されている。 ホワイトカラーの労働時間ルールを変えようという動きが進んでいる。 その名を「ホワイトカラー・エグゼンプション」という。 エグゼンプションとは「除外」という意味。 つまり、ホワイトカラーを労働基準法の労働時間規制から 除外する制度である。 これまで、管理職でない限り、工場労働者もオフィス労働者も 定められた一定の勤務時間を超えたり、 休日出勤などをした場合は会社側が割増賃金を 支払わなければならなかった。 現在の労働基準法では1日8時間・週40時間を超えた労働には、 通常賃金の25%増、休日出勤では35%増の賃金を支払うことになっている。 この規制対象から非管理職のホワイトカラーも 除外してしまおうというのがホワイトカラー・エグゼンプションである。 昨年6月、日本経団連が発表した「ホワイトカラー・エグゼンプションに 関する提言」では、ホワイトカラーにおいて“労働時間”と “非労働時間”の境界があいまいになり、 ホワイトカラーに適した労働時間制度の構築が必要であると述べられている。 つまり、建前では、サービス産業化が進んだいま、 サラリーマンの働きを時間だけではとらえきれないので、 従来型の時間評価はやめて、成果評価でいこうということだ。 こんなアホ制度を真面目に審議している時間があったら 福祉とか年金問題に取り組んでもらいたいものである。 もし施行されるようなことになったら自殺者や精神病患者が 増大すること間違いないだろう、それでいて政治家・官僚・公務員などは 実質被害がなく、やつらが賛成するに決まっているのだ。 日本が無くなる日も近いな・・・ |