音楽というのは快楽を得るための物と考えています。 太古の昔には太鼓の音などを奏で、トランス状態になるまで 踊るようなものだったという話もあります。 詩だけだとつまらないと感じていても、曲がのるととたんに共感を呼ぶのは 音の抑揚により興奮した精神が、詩の内容を受け入れやすくなるからだと 思っています。 たとえ曲がついていなくても、声の抑揚が一種の音楽となるから同じ効果が得られる場合もあるでしょう。 純粋に音楽で快楽を感じようとすると、結構、歌が邪魔をすることがあります。 「せっかく気持ちいい音楽なのに、とってつけたような恋愛なんて聞かせるんじゃねー」とか、「そんなに気持ちよくない音楽で元気になれとか 愛してるとか呼びかけるな」とか、 普段からこんなことばっかり考えています。 |