風呂から上がると突如体に異変が起こった。 「くっ・・目が・・目が疼くッ!まるで焼けるようだ!!」 今まで感じたことのない違和感に襲われた俺は 洗面所に駆け込みl鏡で何が起こったのかを確認する。 すると左目に紅い模様のようなものが浮かび上がっていた。 「な、なんだこれ??俺の体に一体何が起こったんだ!?」 これが何を意味するのか? それを調べるために自分の瞳を写真で映し出す。 すると、鏡にははっきりと模様が映っているのに 写真ではその部分がボヤけているではないか。 「・・まさかこの世のものじゃないとか?まさか・・な・・・?」 そんな空想にとらわれていると、急に頭の中で声のようなものが聞こえてくる。 (・・選ばれし者・・その名・・・唱えよ・・・」 「なんだ?今何か聞こえたような・・?」 (活目せよ・・そして・・・目覚めよ・・・灼キ瞳・・・) 今度ははっきりと声が聞こえ その直後、いや、実際には数秒経った後だろうか。 左目がさらに疼きだし、まばゆい光が全身を包み始める。 デ ビ ル ア イ (その名は・・『地獄へいざなう紅炎』・・・全ての者との交わりを断絶する混沌の力) 「・・デビル・・アイ・・・うっ・・・」 その後の事は覚えていない。 目を覚ますと夜が明け、時刻は既に朝の9時を回っている。 「やっべ遅刻だ!しかし昨日は変な所で寝ちまったせいか妙な夢見ちまったな・・ おっと、早く行かねえと!」 (この目を見た者は・・死ぬ) 第一章 ~覚醒編~ 未完 9時とか完全に授業遅刻なので 現実逃避するしかないのだ |