都内の公立中学校で3年間学校事務を経験したことがあります。 学校行事も多く、季節感を感じながら仕事ができます。 主な仕事は、給与福利厚生事務、経理事務の2本立てです。 私は、経理事務の補助もしながら、給与福利厚生事務を中心にやりました。 学校事務は同じ事務室内に事務職員が2名という少人数職場です。 教職員の給与、特殊勤務手当、扶養手当、住居手当、超過勤務手当、児童手当、旅費の事務のほかにも、就学援助、学校行事の手伝い、窓口・電話業務を経験しました。事務手続きについては、教育委員会とも連絡を取り合って適正に仕事を進めました。超過勤務手当については、教員には原則として支給されません。残業手当は、行政系職員(事務職員・栄養職員・用務主事・警備主事)のみ支給対象でした。就学援助についても、保護者様あての文書を作成したり、教員・栄養職員とも連携を密にしながらやりました。就学援助を受けている生徒(中学生)が意外と多かったです。福利厚生については、健康保険・年金業務について、公立学校共済組合とのパイプ役になりました。月に1回の頻度で、学校事務職員会があり、他校の事務職員との情報交換や事務連絡で意思の疎通ができ、事務手続きを進める上で問題点が解消できたりしました。 公立中学校でしたので、学校給食がありました。教職員も1食300円の給食を月ぎめで支払い、昼食として食べることが可能です。私も食べましたが、栄養バランスが整っており、おいしかったです。 学校が夏期休業中の期間には、学校事務職員のグループ研修が実施されました。夏期休業中といえども、学校の授業が行われない期間であり、勤務を要しない期間ではありません。教員も部活動、教材研究、書類作成・整理に追われていました。事務職員も他の時期に比べて忙しさは和らぎますが、毎月の定例の仕事があります。また、夏期休業中でなければできないこと、大規模改修工事があったりします。 中学校では、中高社会の教員免許取得に際して、2週間教育実習をしたことがあります。この2週間では、学校教育の一端を垣間見ただけですが、学校事務職員の職務を通じて、学校の教育活動全体を把握することができました。 |