皆様こんにちは 今週は先週に引き続き流行語大賞ノミネートからみる2018年のスポーツを振り返っていきます。先週結構書いたつもりでしたが全然消化できてませんでしたね。残りは5つだけなので今回で終わらせてしまいましょう。 まずは「もぐもぐタイム」。そだねーといっしょにやってしまえばよかったと後悔しております。当時韓国のイチゴが美味しいと話題になりましたが、韓国で流通しているイチゴのほとんどは日本から持ち出され不正に栽培されたものです。農家の方々が数年、あるいは数十年かけて品種改良したいわば知的財産といえるものをいかにして守るのか、外国人労働者受け入れ拡大に際してちゃんと対策をとらなければいけない問題であると思います。 政治的な話になってしまったので、気を取り直してまいります。次は「金農旋風」。強豪私立がひしめく甲子園大会で輝きを放った地方公立農業高校。日ハムに入団が決まった吉田投手の印象が世間では強いようですが、私の中ではたしか準決勝で見せたサヨナラ2ランスクイズが一番記憶に残っています。来年以降は吉田投手の活躍にも注目したいですね。 同じ野球、日ハムつながりで「翔タイム」もノミネート。メジャー移籍1年目で大活躍し新人王も受賞しました。オープン戦ではどうなることかと思いましたが、開幕するやノーステップに切り替えて3割に迫る打率を残しました。怪我でシーズンを通して投手で活躍することは出来ませんでしたが、来年はリハビリをしつつ打者に専念、再来年は二刀流復活を期待したいところです。2年目のジンクスなどといわれていますが、大谷選手が打者に専念するのは初めてで投手に割いていたリソースをバッティングに注ぎ込み、更なる輝きを見せてくれることを期待します。来年は3割30本100打点ですね! 続きましては「なおみ節」です。正直に申しますとなおみ節の意味はほとんどわかっていないのですが、ともあれ日本人初グランドスラム優勝おめでとうございます。決勝のあの雰囲気はなんともかわいそうではありました・・・。 最後は「eスポーツ」です。いかにも「異議あり!」という声が聞こえてきそうです。はい、異議を認めます。はたしてeスポーツはスポーツといえるのでしょうか。私の感覚からいいますと、これは完全にゲームですね・・・。 そもそもスポーツとは楽しみを求めたり勝敗を競ったりする目的で行われる身体運動の総称です。身体運動を伴わないゲームをスポーツと称するには無理があるでしょう。しかしながら、スポーツの祭典オリンピックには射撃やライフル競技もあります。仮に、狙いを定めて引き金を引くだけの競技をスポーツと認めるのであればゲームもスポーツであると認めなければならないでしょう。 ゲームはコンピュータが作り出したバーチャルだから現実に行われているスポーツではないという指摘はもっともです。しかし、スポーツの定義にはバーチャルと現実の指定はされておりません。そもそも、私たちが生きている現実世界が誰かによって作られたバーチャルでないと本当に言いきれるでしょうか。残念ではありますが、私たち人間はそれを観測する手段を持っていません。何を言いたいかといいますと、バーチャルと現実を区別することに意味はないということです。 哲学的な話になってしまったので現実に引き戻すと、私見ではありますが、スポーツというからにはせめて体力や健康増進に寄与する身体運動を伴ってほしいところです。指だけ動かすのは、ちょっとねぇ・・・。 長くなってしまいましたが、なんとかノミネートされたスポーツ流行語はすべて紹介できたと思います。仮想と現実の区別についてはなかなか面白いテーマでして、興味をお持ちの方は映画「マトリックス」の世界観を参考にしてみてください。 プロフィールにはスポーツ全般と書いておきながらこれまでほとんど触れてこなかったので、流行語大賞を機に一年分書いてみました。来年も観るほうを専門にがんばりたいと思います。それでは今週はここまでとします。皆様、ごきげんよう。 |