少し前にTVで『小学生クラス対抗30人31脚全国大会』という番組を見た。 クラスメイト30人が横に並んで、それぞれ隣同士足を紐で結び50mを全力で走り抜けるという競技だった。 最初は「へぇ、すごいなぁ。みんな頑張ってるなぁ」ぐらいにしか思わなかったんだけど、それぞれのチームの紹介、この大会へ向けてのみんなの意気込みや、練習状況、指導する先生の生徒たちを優勝へと導く情熱。 それぞれのチームの様々なドラマが流れ始め、いつの間にかTVに釘付けになってました。 あるチームには重度の難聴障害を持つ生徒がいた。 スタート音がうまく聞き取れず、どうしてもみんなよりワンテンポ遅れてしまう。だからといって、誰一人その生徒を除け者にしようとなんかしない。チームのリーダーが、その子の耳となり体で合図をする。クラスメイトみんなが助け合い、力を合わせ、心を一つにして頑張る姿を見ていたら、胸の奥からこみ上げてくるものがあり、目頭が熱くなっていた。 勝者がいれば敗者もいる。 10分の1秒、100分の1秒の差で勝敗が決まる。 負けてしまったチーム。今まであんなに必死に頑張ってきたのに・・・ 皆、悔しくて悔しくて声を上げて泣きじゃくる。 「みんなここまでよく頑張った。ここまで来ることができたおまえらなら、この先どんなことがあっても絶対乗り越えられる!」必死に涙を堪えながら、みんなを称える先生。 泣きながらみんなに「ここまで(全国大会)連れて来てくれてありがとう」と、生徒達に感謝の意を伝える先生。 「先生、勝てなくてごめんね。」と、泣きながら謝る生徒を、泣きながらそっと抱きしめる先生。 そんな姿を見て、感動して泣いてしましました。 生徒達と心を通わせ、一緒になって泣いたり笑ったりできる、そんな熱い先生がいっぱいいたら、変に冷めたこの世の中も変わっていくのかなぁと思いました。また、先生ではないですが僕もそんな指導者になりたいと・・・ 近い?遠い?未来に生まれてくるであろう自分の子供に対し。 会社の若い子達や、これから入ってくる子達、これから出会っていく人達に対し・・・ 今まで以上に頑張らねば!^^ |