前回の診断結果を踏まえ、担当ドクターに返信をしてみた…。 今思いつく不満、不安、悩みを書き綴った…。 深夜に送信したにもかかわらず、その昼には返信があった…。 内容は… 『心療内科を紹介するので、受診して下さい。』…との事…。 普通は返信が来るまで、2~3日かかるらしいが…。 その日のうちに、返信が来るとは… よっぽどの事なのか…。 不安が助長される…。 自分の中では、瞬間的なストレスで時間が解決してくれると思っていた…。 意外だった…。 予想していなかった…。 自分がこんなに脆いとは思わなかった…。 もっといい加減な人間だと、思っていた…。 今までの自分は、行動は怠惰で、神経は細かかったと言うことか…。 カウンセリングを受けて良かった? それとも、受けなければ良かった? いずれにしても、確実に悩みがまた一つ増えた…。 |
群馬に来て、約2ヶ月…。 いつの間にか、所長の代わりも板についてきた…。 やっと、仕事に対し、身体が反応するようになってきた。 頭の中で、反復する事が無くなった。 仕事が、こなれてきた証拠…。 事務所も安定してきた…。 ただ仕事は、これで終わりじゃない…。 誰かがいなくても、仕事がまわる仕組みづくり…。 5月の残業は、150時間を超えた…。 でも、残業代は無い…。 『管理職』という、一言で片付けられてしまう…。 でも、ここで投げ出す訳にはいかない…。 ある程度、仕組みづくりを完成させないと、本社には戻れない…。 今までは、時間をかければ終わる仕事だった…。 今度は、『ひと』が絡んでくる…。 併せ持つ性格で教え方を変えなければ、短時間で効果はあらわれない…。 放り出して、既存の社員達にやらせるのは簡単だが、また誰かがくれば頼ってしまう…。 持ってる意識を変えさせなければならない…。 そして、ひとに物事を教えるには、自分が一番仕事を知って、理解していなければならない…。 人前での勉強は、格好悪い…。 また長い夜を独りで過ごす事になりそうだ…。 |
仕事柄出張も多く、月の半分は会社の席を空けていた…。 そんな去年の夏の終わりに、九州への出張があった…。 九州といっても、福岡と佐賀と大分の県境…。 当然のごとく、繁華街には縁遠い山の中である…。 出張時の夜と言えば、宴会と決まっていた…。 総勢5名での出張であったが、出張最後の夜と言うことで、皆で飲んでいた…。 そんな一次会がお開きになる頃、九州の責任者が店に現れた…。 それじゃ、店を変えて二次会と思った矢先に、その責任者から… 『ホタルを見に行きませんか?』 とお誘いが…。 たまには、情緒に浸るのも悪くないと思い、即座に誘いに乗った…。 実のところ、ホタルを生で見たことが無かった…。 少なくとも、札幌の実家の近所に、ホタルは昔からいなかった…。 見たことあるのは、テレビの映像の中だけ…。 皆で車に乗り込みホタルの居場所に向かった…。 山の中から、更に山奥へ…。 既に街灯が無くなった道に車を停め、道路脇の田んぼの奥に、歩いて進んだ…。 田んぼの奥には、小さな川…。 川岸に辿り着き、対岸を見ると…。 何百、何千もの光の点滅…。 止まったまま灯る光、飛びながら動く光…。 テレビとは比較できない美しい光…。 30分程だったろうか… 非現実的な時間…。 余韻に浸りながら車に戻る途中、田んぼの畦道に、一匹のホタル…。 誰かが捕まえようとした…。 だけど、飛んで逃げた…。 飛んで行った先は…自分の手の甲に…。 皆、携帯を取り出し写真撮影…。 そんな時間もつかの間…。 また、ホタルは飛び去った…。 今度は、誰にも捕まえられない場所へ…。 出張中の素敵なハプニング…。 与えてくれた九州の責任者に感謝…。 ホタルを生で見た現実…。 もう映像のホタルでは、感動出来なくなった…。 |
群馬での仕事も順調に進んでる矢先、仕事のボリュームが、急に増えてきた…。 日中の大半が、問い合わせの対応で終わってしまう…。 雑務は全て、時間外…。 忙しいことは悪くはないが、それにしても、急激に増えすぎ…。 それにもまして、夕方五時過ぎの電話が恐ろしい…。 濃い内容の電話が、かかってくる…。 当然、当日に処理しきれず、翌日に持ち越す…。 自分の中で、1日の区切りがつかない…。 部屋に帰り、一段落ついても、どこか頭の中に仕事の事が、残っている…。 ベッドに入り、目を閉じても、眠りにつけない…。 眠りについても、一時間ごとに目が覚める…。 朝、四時半…。 毎日の始まりの時間…。 ここ2週間、体調が思わしくない…。 めまい…。 頭痛…。 耳鳴り…。 そして、急に目の前が… 真っ白になる…。 そろそろ、緊張感の限界か…。 体力の限界…。 今、頑張れているのは、自分が壊れる寸前だからかもしれない…。 自分がどこまで耐えられるのか…。 その答えは、自分が壊れた瞬間にわかるかもしれない…。 |
久々の休み…。 と言っても、必要な書類を取りに、都内の本社に出勤…。 たまたま、出勤していた同僚と無駄話しに花を咲かせる…。 用が終わり、このまま群馬に戻るのももったいないので、横浜に帰ってみた…。 家にも帰らずに、久々の横浜を散策…。 横浜駅辺りを、ウロウロしてると、一軒のアロマショップ…。 普段なら、素通りするはずが、何となく気になり、お店の中へ…。 当然のごとく、アロマに興味があるわけでもなく、ほとんど知識も無い…。 買うような目的も無く、棚に並ぶ小瓶を眺めていると… 『何か、お探しですか?』 と店員に声をかけられた…。 見回すと、お客は自分だけ…。 返答に、困っていると 『匂い、嗅いでみますか?』 即座に 『お願いします。』 と答え、何種類かの香りを試した…。 その中で気になったのが、 グレープフルーツ… ラベンダー… イランイラン… の三種類…。 そして、オイルの使い方を聞いた…。 ハンカチにつける… お風呂にオイルをたらす…。 機械で温め、部屋に噴霧させる…。 各種の効能?を聞き、機械とアロマの本と三種類のオイルを買った…。 買った3つの種類は、気分を落ち着かせる効果があるらしい…。 使った効き目は…。 |
久々の横浜で、アロマ関連の買い物をした…。 そんな瞬間、身体の中で何かのスイッチが入った…。 靴屋でビジネスとカジュアル用で二足…。 洋服屋でブレザー…。 ブランドショップでバッグ…。 総額、約××万円…。 群馬に戻る電車の中で、少し後悔…。 ストレスの反動なのか、衝動買いをしてしまった…。 買ったものは、宅配便で送る手配にした…。 物を買った事での満足感は無い…。 でも、買うまでの過程は楽しめた…。 買った後、身につける想像に充実感があった…。 男性と女性の違いは、あるのかもしれないが、女の子が衝動買いをする理由…。 そんな秘密の扉を、ちょっとだけ開けたような気がする…。 |
このところ、感情の起伏が激しくなった…。 自分自身で、感情のコントロールができていない感じ…。 誰かに、支配されている感覚…。 いよいよ切羽詰まって、精神科で受診した…。 診察室に通され、問診の開始…。 現在の状況から始まり、生い立ち、両親の性格…。 身の回りに関する、全てを聞かれた…。 結果は…軽度から中度に至る…うつ…。 長期出張に対する不満を起因に、仕事のし過ぎ…。 特に言われた事は、怒りの外への出し方が下手! 元々、我慢するタイプが、限界に達した症状らしい…。 即、診断書が発行された。 内容は… 3ヶ月の休養を要する! ドクター曰わく、会社と喧嘩しなさい!…との事…。 これから仕事の繁忙期を迎える前にどうしたものか…。 はじめて怒りを、外向きに出す時かも…。 |
仙台に転勤してきて、三度目の春… 地震と津波が周りの状況を一変させた… 幸い、部屋の内部の損傷だけで、生活の不便は沿岸部に比べると皆無と言ってよかった… 燃料、食料の調達もままならないまま、震災後の2週間は会社で寝泊まりして過ごした 今回の震災は、今まで社内にいた人間性を浮き彫りにさせた… 相変わらず、KYな人間… テイクしか求めない人間… ギブとテイクを、等価で求める人間… その中でも結局、テイクを求めずギブをし続けた人間に、結果的なテイクがやってくる事がわかった 自己犠牲をいとわず、奉仕を継続させた人間に、最後はメリットが訪れる… 例え偽善であっても、偽善を続ける事が大事であることを痛感した… 今こそ、自己犠牲を払い、客観的視野で全体最適を図らねばならないと感じる… ニュースで情報を得ることも必要だけれど、実際の津波の被害を受けた現地を生で見て欲しい… 何度か津波の被災地に訪れるが、未だに涙しか出てこない… 良識のある大人なら、被災現場を訪れた後、考える事やとるべき行動は共通するであろう… |
たまに現実逃避の虫が騒ぐ… 現実逃避に、リアルは求めない 決まって行く先は、プラネタリウム ギリシャ神話と星を重ね合わせ、遠い昔に思いをはせる… 星の並びを何かにたとえ、物語を生んでいく… 昔の人たちが見ていた星の光は、今自分には見えているのだろうか… 今見えている光は、遠い過去の残光 どこに基準をおくかで、リアルが変わる… そんな、過去と現実の行き来する時間に満足 震災の夜に見上げた星空 今までの中で、一番綺麗に見えた… 綺麗な星空は見たいが、あの瞬間は二度と来てほしくない… |
フェリーで仙台から苫小牧まで掛かる時間… 去年までは15時間 仙台港の津波の影響で、今年は18時間… 車検と修理を札幌でするための、毎年の恒例行事 18時間の時間潰しは… 大量のCDとDVD パソコンを船内に持ち込み、乗船と同時に寝る 他の人たちと、行動時間をずらすのがフェリーで時間をゆっくり過ごす為のポイント 他の人たちが寝始めた頃に起き出し、行動開始 コンセント近くのテーブル席を陣取り、DVDとCDを堪能 朝方、他の人たちが起き始める頃に就寝 でも、さすがに18時間は長かった… 震災後、眠りは浅かったが、18時間は眠るには多すぎる 下船を心待ちし、下船と同時に苫小牧から札幌に車を走らせる 1年振りの風景を楽しみながら、札幌のホテルにチェックイン 2~3日、札幌での時間を楽しみ、ガレージの友人に車を預け、飛行機で仙台に戻る 今年で18歳になるアメリカの車… 不便だけど、楽しい車… きれいに仕上げてもらってね |