『インセプション』を観てきました
~人が眠っている時、夢の中ではアイデアが具現化する。その無防備な潜在意識に侵入し、アイデアを盗み出すスペシャリストであるコブ(レオナルド・ディカプリオ)はサイトー(渡辺 謙)から、ある条件と引き換えに困難かつ危険な究極のミッション"インセプション"の遂行を半ば強引に依頼される。
コブは相棒のアーサー(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)と共に設計士・偽造人・調合屋といった作戦に必要なメンバーを集め始める。
だが、コブは作戦に支障を来す恐れのある問題を抱えていた。~
公開の少し前までキャスト&スタッフ一同には徹底した緘口令が敷かれていたため、ストーリーがかなり謎に覆われていた本作。
結論から言いましょう…
「 め っ ち ゃ 面 白 い か ら D V D も 買 い だ 」
レンタル待ちなんて考えてる方は愚の骨頂ですよ
正直、『メメント』の時ほど驚くような展開ではありません。大衆向けに娯楽色を強めてることもあるでしょう。なので、「ストーリーがムズカシそうやから…」と敬遠されてる方はぜひ観てみてください。
かといって、単純でつまらないかといえば、ノーラン監督作品なんだから、そんなことはありません
夢に侵入することについての細かな設定(装置以外)、作戦が展開しだしてからのハラハラ感、そして意味深なラスト…
イギリスのメディアが「007・ミーツ・マトリックス」なんて言ったみたいですけど、言い得て妙ですね。確かにクールやスタイリッシュだなんて言葉が似合いますでも、振り返ってみると、女性の色気は無かったですが
予告編だけでもわかると思いますが、ビジュアルもスゴイです
夢の中という設定だからこそできるファンタジックなシーンの数々。無重力のシーンなんか、どうやって撮ったのかかなり気になります
しかし、レオさんは良い役者になってきましたなぁ。最近はちょっとやさぐれた役が多い気もしますが、10年前のアイドル的な彼より今の方が断然カッコよく思えます
次いで謙さん『バットマン・ビギンズ』ではがっかりな役処でしたが、今回は始めから終わりまでがっつり出ておられます。渋カッコいいです監督からは役作りの際「ジェームズ・ボンドみたいに…」とも言われたそうです。
チームの紅一点・アリアドネは23歳のエレン・ペイジ。『JUNO』で賞レースに現れて知名度の上がった彼女ですが、キュートで度胸のあるキャラクターとして活躍します
ストーリーの鍵を握る女性・モルはマリオン・コティヤールが妖しく演じています
謙さん以外にもバットマン・キャストが参加しています。アルフレッドでお馴染みマイケル・ケインはコブの師とも父とも言える役を、スケアクロウとして怪演したキリアン・マーフィーは作戦のターゲットを演じています。
次回のクリストファー・ノーラン監督作品はもちろん"バットマン3作目"
いったい、どんなものが観られるのか楽しみでしょうがないですが、彼の作る『007』も観てみたいですね。
今、彼のアイデアを盗めばヒット作は間違いなしかも
P.S.新幹線の中ってそんな構造ちゃうんですけど~。
公式サイトhttp://wwws.warnerbros.co.jp/inception/mainsite/ |