今年のアカデミー受賞作『ハート・ロッカー』を観てきました
~'04夏、バグダッド郊外。米軍の爆発物処理班で1名が殉職する。
後任としてやって来たのはウィリアム・ジェームズ二等軍曹(ジェレミー・レナー)。程なくして、補佐をするサンボーン軍曹(アンソニー・マッキー)とエルドリッジ技術兵(ブライアン・ジェラティ)はジェームズの型破りな行為に衝撃を受ける。
3人は衝突しながらも厳しい局面を乗り越えていく。
彼らの任務明けまで、あと38日。~
正直言うと「1シーンが長くて、リズムが悪い」です。あえて辛口にツッコませてもらいますと「米軍inイラク ネタやから感情移入したアカデミー会員が多かっただけちゃうの?」って感じました。
だいたい「なんで爆処理の話やのに狙撃戦やってんの」オンエア時にカットされそうなシーンでしたよ。
ラストもグッと盛り上がらず淡々としてたので、イマイチすっきりしませんでした
とはいえ、フォローしておくと…
イラクに軍事介入したアメリカ(当時のブッシュ政権)に対する皮肉を込めた演出も随所に見受けられます。
爆弾を解体していくシーン(狙撃戦も)の緊張感はスゴイです本来、この手の場面は僕の好物ですし
ジェームズの肝の据わったブッ飛んだ流儀には驚きますが、垣間見える人間らしさが何所かヒーローものの主人公のようで良いです
PG12になってるぐらいなので、軍隊ならではの汚い言葉のやり取りや出血多量の凄惨なシーンがありますので苦手な方はお控えください
エヴァンジェリン・リリー(『LOST』のケイト)がジェームズの妻役でちょっとだけ出てきました。
他にレイフ・ファインズとガイ・ピアースも出てるそうなんですが、顔で気付きませんでした
〔hurt locker:行きたくない場所、棺桶〕だそうです。
公式サイトhttp://hurtlocker.jp/ |