とある夢の国のホテル。 であったおじいちゃんは うるさいはやくいけいけと孫たちを追い出しながら 私と二人になったとき、 こっそり いっぱい語ってくれた。 左半身不随でね、 おじいちゃん、それさっききいたってば。 それは飲み込んだ。 救急車のなかでさ、 行きつけの病院あるかってきくから答えたのに、 いきゃーしねえんだよ、 で、俺が嫌いな病院いくっつうから、 それなら降りてやるっていってやったんだよ えっそりゃまたなんで じゃあなんで行きつけなんてきくんだろ。 そんな話をした。 そんな話をした。 そのうち、かぶってる言葉は数回あった。 私は いろんなことを想ったせいで 一分長引いた。 なんだかいろんなことで 感傷的だ。 どうしていいか わからないくらい どうしたら 現実をみられるのか わからないくらい。 |