何の予定も無い日曜日。 日ごろ忙しくて(って言い訳)なかなか落ち着いて新聞も読めないので、朝食をとりながらまとめて読んだりしている。 おかげで食事時間が極端に遅くなり、食べ終わる頃にはお昼になったりしますが。。。 その中でちょっと気になった事。 「国土強靭化基本法案」 いったいなんじゃ?それ。 自民党が出した「日本を再生するための将来への投資」だとか。 これ、民主党が出した「コンクリートから人へ」の対抗案なのだろう。 2.6兆円の予算を重点的に追加配分すること。 自民党の広報には「バラマキから将来への投資に転換する」とありますが、私にはどう考えても典型的なバラマキにしか思えないのですがねぇ。 つい最近、三党合意で消費増税に賛成した自民党。 消費増税の本来の目的はプライマリーバランスの均衡ではかなったのだろうか? 谷垣さんもずっとその事を言っていませんでした? 一方で逆進性の問題がある消費税率を上げておいて、もう一方では投資の名目で巨額の財政出動をする。 本末転倒、ってまさにこのことなんじゃないの? だいたい、言葉自体も大昔に田中角栄が行った「列島改造論」に言葉も似ている。 列島改造で、その後どれだけ弊害が出たか、歴史が物語っているのに。 で、もう一方の民主党は、といえば。 選挙前には散々ぱら「コンクリートから人へ」って言っていたくせに、自民党政権で長らく凍結していた整備新幹線をこの時期に来て着工を決定するとは。 新幹線が通っていない地域の人には申し訳ないが、もう「われらの街にも新幹線を」って時代じゃないような気がする。 LCCや格安高速バスが日本中に張り巡らされ、いまや新幹線の優位性は殆ど無いようにすら感じる。 それでも新幹線なのだろうか。 並行する在来線が第三セクターになったとしても、新幹線が必要なのか。 私には理解に苦しむ点があります。 増税をする一方で、2.1兆円超の財源を新幹線の整備に当てる。 こちらもプライマリーバランスの事なんて忘却の彼方、って感じ。 小沢元代表を追い出すのに神経を使いすぎて、肝心な事を忘れてしまったのでしょうね。 そしてその二大政党の増税論にあっさり歩調を合わせる公明党。 窓の外では次期選挙をにらんで、各政党の広報車が騒音を撒き散らしながら走り回っている。 次期選挙では、私利私欲ではなく本当の意味で国家国民のためを思う人や政党を選ばなくてはいけないとつくづく感じた。 |